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12月07日-02号

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  1. 新宮市議会 2021-12-07
    12月07日-02号


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    令和 3年 12月 定例会          令和3年12月新宮市議会定例会会議録             第2日(令和3年12月7日)---------------------------------------議員定数15名、現在員14名、出席議員13名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  大石元則君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員1名、氏名は次のとおり。                            12番  前田賢一君---------------------------------------議事日程 令和3年12月7日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(3)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           下  基君               総務部               部長               稗田 明君               市民生活部               部長               西山和視君               生活環境課長           竹田和博君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        北畑直子君               新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長                                山下泰司君               次長兼健康長寿課長        中上清之君               保健センター長          福本良英君               建設農林部               部長               平見良太君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               医療業務課長           須崎誠久君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               教育政策課企画員         富田英之君               文化振興課長           栗林圭一君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第2日(令和3年12月7日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は12名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 本日、松本議員より通院のため遅刻の届出がありましたので報告いたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い順次発言を許可いたします。 当局の答弁は、備付けのマイクを通して明快に答弁願います。 この際、お諮りいたします。 今期定例会の一般質問は、議会運営の都合上、会議規則第54条の2の規定に基づき、あらかじめ発言時間の制限を答弁を含め1人90分にいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の一般質問の発言時間の制限を1人90分とすることに決定いたしました。 それでは、一般質問を行います。--------------------------------------- △大西 強君 ○議長(榎本鉄也君)  1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) ただいまから一般質問を行いますが、いつものように人事評価制度を例に取って、市長及び教育長の行政理念をただしていきたいと思います。 それで、教育長、私はこの人事評価制度は教育問題と捉えているんです。 人事管理は市長の仕事ですけれども、権力者というのは自分のポリシーで人民を統制していこうというのが本性なんですね。菅前内閣総理大臣は、日本学術会議から推薦された6人の学者を排斥したんですね。ですから、市長がこの人事評価制度にこだわるのは、政治家のさが。私は、この人事評価制度について8年間ずっとこれを批判してきているわけです。その中で、やはり私は国づくりの基本は教育です、だから教育問題として捉えているので、市長は政治家ですが、私は教育長を教育者として捉えているので、教育者としてこの人事評価制度が教育問題として最も重要な問題であると思うから続けているわけです。 そこで、これは紀南新聞、すごい大きく書いている、田岡氏4選、争点なき選挙を制す。ところが、今度の市長選挙で、これ松畑議員の公約です、新宮市政の改革、人事評価制度の撤廃。争点がなかったんですか。私にとったら重大な争点です、重大な問題、私はこれ8年やっとる、8年、のう、教育長。こういうマスコミ自体が、争点がなかったって。8年前に私も人事評価制度を撤廃すると公約に掲げて市長選挙に立候補しているんですよ。マスコミが、この人事評価制度は大した問題でないという捉え方ですね。 ですから、教育長、人は人を批判したり評価したりするのは、必ず自分の価値観に基づくわけです。私にとったら重大な問題だけれどもマスコミにとったら大した問題ではない。これを言いたい。そこでや、重大な問題じゃないんですよ。去年、おととし、特に去年、コロナ問題で第5波、日本全国が大変な問題になった。我々新宮市もクラスターが発生したり、大変なこれ問題ですね。こんな問題には関心あるんですよ、市民は。 しかし、教育長、これ見てください。物すごく新聞に大きく取り上げられている。現職校長、市政への提言、全国版ですね。これなんですよ。ここで、コロナ対策で、大阪市が教育現場にいろいろな指示を与えているんです。与えているんですよ。ほいたら現場の校長が、市長を異例の批判をしているんです。現職校長が実名で市長を批判するのは異例だと。提言書の筆者は大阪市淀川区の久保敬校長、松井市長宛てに封書で郵送したんです。その中でこう書いとる。教職員の人事評価制度を批判し、教職員は「やりがいや使命感を奪われ、働くことへの意欲さえ失いつつある」と記している。 市長が教育現場へコロナ対策でいろいろな指示をしているわけ。教育現場が非常に混乱している。教員はもう疲弊しているんですよ、ころころ変わる対策で。でも、人事評価はやっているんや。それに対して、教育現場の校長が直接市長に直訴したんや、やめてくれと。それに対して、アンケート、あるいは現場の教員にインタビューしたその記事が載っている。いいですか、教育長、声を上げにくい中でよく言ってくれたと支持した区内の校長間でも共感する声が多いという。いいですか、また市立小学校の50代男性教諭は、私たちは決まった方針に対して何も言えず従うしかない、諦めていたが、この提言に心から賛成したい。 大した問題じゃないんですか、重大な争点ですよ。8年前に私がこの人事評価に反対しだしたとき、同僚議員の中の誰一人として賛同の声を上げてくれなかったが、今回、8年たって、彼だけじゃない、もう一人の上田候補にも確認した。市長になったら人事評価どうするんだと言うたら、2人ともやめますと言っていましたよ。 そこで、8年前は教育長おらなんだんで、教育長にもう一遍言いますが、一般質問の通告書、なぜこれを上げているか、中国の古典、中庸の中に書かれている教訓ですよ。「誠は天の道なり。之を誠にするは、人の道なり」。その中に「問わざる有り、之を問いて知らずんば、措かざるなり。行わざる有り、之を行いて篤からずんば、措かざるなり。人一たび之を能くせば、己れ之を百たびし、人十たび之を能くせば、己れ之を千たびす。果たしてこの道を能くせば、愚といえども必ず明らかに、柔といえども必ず強し」。これは、教育長、高校時代に私が更生できた言葉で、この教えに出会って私は更生できた。 要するに、教育が社会にとって一番大事だ。至誠通天、これが私の座右の銘で、ですからこの中庸にある誠、これは私、これから取って次男に誠と命名したんです。教育が一番大事だということ自分で分かっているわけ、な、教育長。 私は常々、この人事評価制度社会の諸悪の根源だと言っとるわけですね、そうじゃないですか。 今、日本大学の理事長の問題が社会をにぎわしていますね。根本は人事評価じゃないですか。権力者が権力を上り詰めて、これは前のアメフト事件のときにも言ったんです、そして自分の思いどおりになる側近を全て占めて、自分の意に反する職員を排除する。結果どういうことですか。 教育じゃないですか。だから、いつも言うように、能力主義を導入するとそうなるでしょうと。それいいんですよ。能力主義は大事ですよ、社会に、競争社会なんだからね。しかし、それはあくまでも公正に評価できての話です。 しかし、新宮市がやっている人事評価、どうして公正に評価できるんですか。理想論言っては駄目ですよ。公正にできるわけがないじゃないですか、明確な基準がないんやから。合理的な、明確な基準がどこにあるんですか。 医療センターの事務長は一般職員ですよ。一般職員が、医療センターの看護部長の能力をどう評価できるんですか、看護師長の能力をどう評価できるんですか。その現場の看護師長が言うのに、この人事評価に看護師として一番大事な患者さんに寄り添う看護、この能力が全然反映されていないんです。研修によく出てくるとか、言葉遣いがいいとか悪いとか服装がどうだとか、それとどう関係あるんですか。看護師さんはどういう服装であれ、病院へ入ってきて仕事にかかったらナースの服着るわけでしょう、私服で看護しやるわけじゃないんや。そんなことがどうして能力の対象になるんですか。一番大事なことが欠けていると現場から言うとる。 コロナ騒ぎで大変なときでも人事評価をやめない。それで、教育現場からも、直接直訴している。 いいですか、今言った至誠通天、誠、これは、教育長、平成22年に市民から大石誠之助を名誉市民にしてくれという陳情が上がったんですよ。しかし、市長はこれに応じなかった。応じなかったんで、ならば、名誉市民の推挙は市長の専権だったんですよ、それでやむを得ず議会からも推薦できるようにしようということで、名誉市民条例の改正案を提案したんです。平成22年ですよ、10年前。ところがこの議案が否決された。否決されたときに、私は田岡市長に名誉市民に推挙すべきだと進言した。いいですか、そのときは私は田岡市長を推したんです。田岡市長は平成21年に市長になったんだ。平成22年に陳情が上がってきたときに、名誉市民にすべきだ、一緒なんですよ。なぜ進言したかと言ったら、人事評価と一緒なんです、人を差別してはいかんということです。貴賤を問わず仁術を施した郷土の偉大な先輩を顕彰するべきだと、それによって、人権尊重、差別撤廃の模範になるということを主張して私は一般質問をやったんです、平成22年に。しかし、田岡市長は私の要望に応えてくれなかった。それで、平成23年6月議会、いいですか、平成22年12月に提案されて平成23年3月議会も一般質問をやったんです。それで、6月議会に私はこれを言ったんです。ずっとやっとるんや。大西はしつこいやろうと。私はしつこいんだと。 こう言うた、「問わざる有り。之を問いて知らずんば、措かざるなり」、人間誠実に生きるということはどういうことか、この教えです。誠実、人間は天から真心というものをみんな持って生まれてきているんだから、誠実に生きなければならない、誠実に生きることが天に感謝する気持ちだという教えなんですよ。だから、誠実に生きるとはどういうことかの教えの中に、これ10年前ですよ、質問しなければそれまでのことなのに、しかし一旦質問した以上は、はっきりそれが理解できるまでやめてはならないという教え。私は、一生これを実践して今まで生きてきたんですよ。ですから、人が1回でできることは、自分は100回やる。人が10回でやれることは、自分は1,000回やる。このように人の100倍努力したら能力がなくても必ず理解できるようになるし、弱い人間も必ず強くなれる。これを10年前に言うた。 いいですか、それを10年前に言うて、市長が応じない、それで私はずっとそれを言い続けてきたが、平成22年に大石誠之助を名誉市民にすべきだと主張して、平成29年、7年後に議会からまた議会からも推挙できるように提案した。これが通った。もちろんこのときも賛成討論していますよ、私は。それで、平成30年、大石誠之助先生は名誉市民に推挙されたんや。教育長、8年かかっとる。私はやめないんです、納得できない。 私が田岡市長推したんですよ、市長に推し上げた。それで今度は、平成24年に田岡市長は人事評価を実施すると言い出したんや。それで私はやめてくれと、人事評価は差別制度だと進言したが、田岡市長は私の意見は聞き入れてくれなかった。それから、質問を始めたんや、平成24年からやで。 いいですか、ほいで平成25年6月議会、私は人事評価制度、あくまでも市長が人事評価やるというんなら、大石誠之助と一緒ですよ、市長の専権だから、人事評価、市長がやめるんならやめられるから、だったら私が市長選挙へ立候補すると。そこまで言って止めたんだが、そのときやで、覚えといてよ、平成25年やで、今、平成33年、平成25年に、8年前に私はそうやって言うたら、市長はこの人事評価制度地方公務員法で義務規定が明確に規定されているんで、誰が市長になってもやらなければならないと答弁したんや。分かりますか、みんなよう聞いてくれな。8年前ですよ。 それは間違いだと、地方公務員法の規定は義務規定じゃないんだと言うたが聞き入れない。どういうことですか。それからずっと義務規定じゃないんだ、義務規定やったら大西がやめよ言えんでしょうと。そうでしょう。法律で規定されてあるものを大西がやめよ言うたってやめられんじゃないですか。やめられるから言うとるんやと言うても聞かん。誰でも怒るのは当たり前じゃないですか。 いいですか、これは平成27年、6年前や。6年前の私の一般質問で、私はこう言うてるんや。いいですか、市長は、人事評価の実施義務は地方公務員法で規定されており、法を無視できないから人事評価は継続すると答弁した、したんや。私は、市長に答弁は誤りであるから撤回するようにと申し入れたが、撤回されなかった。間違った答弁で質問者の大西の名誉を傷つけたのであるから、責任を取ってもらいたい、市長に。いいですか、間違っていたらごめんなさいと謝るのは小学生にでもできたしつけやと、私はこう言うたんや。そしたら市長は、間違っていると思いませんから謝る必要はありませんと答弁したんや、6年前。そしたら、これ平成30年9月、今から3年前、辻本議員がこう質問したんや、人事評価について。人事評価について、根本的に国の法律で定められて義務づけられているわけであるから、市長に与えられた人事権でもって、役目、責任を果たして粛々と進めるべきであると思うが市長いかがかと質問したのに対して、市長はそのとおりだと思うと答弁しとるんや。8年やりやるんやで。言うとくけれども。 いいですか、そしたら、今年の、令和3年5月の総務建設委員会で、私はまた質問したんや。地方公務員法第23条の2が義務規定だと言うなら、地方自治法第2条第12項を大西が分かるように説明してくれと。教育長が来てからでも何度も言うとる。大西の言っていることが間違いやと言うんやったら、あんた方は顧問弁護士もおるんやし、総務省もついとるやろうと。どうして、大西さん、あんたの考えは間違うていますよと言うたら済むことと違うかと、何回も教えとるんや。それを聞いたんや、また。しつこいやろう、8年やりやるんや。そしたら、8年やったらどうなったと思いますか、8年間、そうして市長は認めようとせなんだわ。当局は、総務課長がこう答弁したんや。私の言うとおり、いいですか、地方自治法と地方公務員法とをいろいろ踏まえますと、実施することは義務なのかなということで、再三、国とか県からも通知や助言などをいただいているところであります。相談したんや。ただ、運用は、その中で国が一方的に決めるわけではなくて、それぞれの各市町村の実態、組織、風土に合わせて御自由にやってくださいというふうな法律になっております。8年かかった。 分かりますか、教育長、問わざる有り、之を問いて知らずんば、措かざるなり。8年、同じことをしているんです。ずっと否定してきて、8年たってやっとこの5月に、当局は、国とも県とも指導を仰いだが、運用については各市町村の実態、組織、風土に合わせて御自由にやってくださいというふうな法律になっています言うとるんや。8年前から言うとるんや。認めん、恐ろしいで。 もう4年か5年前に、こんなことばっかりやっているというふうに取られるから、今の榎本議長は、その当時も議長やったんや。頼んだよ、市長に検討しますと答弁したらええんやないかと言うても、人事評価は民間で当たり前とか返してくる、誰もそんなこと聞きないんや。 そこでや、市長はこう答弁したんやで、この総務課長の答弁を踏まえてや。誤解を与える答弁がこれまでにあるということであります。その点については申し訳ない、おわび申し上げたいと思いますと、やっと謝罪したんや。ただ、この人事評価制度につきましては市長に運用が任されておりますので、私はこのメリットであります頑張った職員が報われるルールづくりをやっていきたい、人事評価制度をしっかりと運用していきたいということであります。私が市長のうちは、これをやるということを理解していただきたいと思いますと言うとるんや、8年たってやっと。 教育長、教育というのはすごいでしょう。私は高校時代に、この中庸の誠を濱畑榮造先生に教わって、濱畑榮造先生、漢文の先生やった。この先生に教えられて、くしくも大石誠之助の誠と同じ名前です。だから、大石誠之助のあれでしょう、お兄さんかお父さんは漢文学者でしょう。だから、大石誠之助もこれを学んだんと違いますか、誠実に生きる方法を。私は、しつこいんじゃなくて、この教えに従って理解のできんことは一生懸命にやるんです。 8年やで、ところが、私が市長のうちは、これをやるということを理解していただきたいと思いますやて。おかしいでしょう。私の質問に対して、法律で義務づけられているからやるんだと。法律で義務づけられていないんやったらやめたらいいんと違いますか。なぜわざわざ言うんですか。法律で決められてあろうと決められてなかろうと、私はやるんです言うんやったら分かるんや。大西の質問に対して、法律で決められているんやと、だから私は言うたんよ。大西はあほかと市民から言われとるんやで。法律で義務づけられているものを何で大西はやめ言いやるんやと。大西は法律を守るな言いやるて、あほか言われとるんや。間違うとるから訂正せえと何回も言うてきたんや。8年たって、今になって申し訳ないと、各自治体が自由に運用したらええんやから、だから、私は大阪ではやっていても人のことはどうでもええと、私は新宮市の市議会議員や。 今回でも、市長選挙らでも、いろいろといつも問合せあるが、市長選挙らに何の問合せもなかったけれども、一番あったのはこの人事評価ですよ。大西さんと電話かかってきて、松畑候補、人事評価やめる言いやるけれども、本当にやめるんかとか、僕はこれ知らなんだんやで、このことを。知らんさか、おう、やめる言いやるぞ言うたら、そんなんやったら応援しようと言うんやけれども、そしたら何件かに、いや言いやるいうて公約に、チラシに書いてあるで言う。それで探したんや。そしたらこれ書いてあったんや。 争点はなかったのかと、関心ありましたよ。あるのは当然じゃないの。 特に市長は、そのときもそう、国からの指導があったと、国からの指導に従うというのが地方自治法第2条第12項ですよ。各自治体は、大きく自治権を認められているんや。その地方公務員法あるいは地方自治法を当局は理解してもらわなんだら。そやけど市長ももう12年たつんやで、今度4期目や。この当初は、市長になって2年、3年で職員も議員もしたことないんやから理解できなかったから、総務部長に追及しやったんや。そしたら、部長上がりの副市長が義務規定あるんやと言い張るし、そしたら、市民は大西を信用するか、部長上がりの副市長を信用するかというたら、みんな当局を信用するじゃないですか。そうでしょ。 地方自治の本旨は憲法で規定されているんやから、これを法律で定めると憲法になっているから、地方自治法第2条第12項はそう定めているんや。地方自治に関する法令は、あくまでも各自治体の実情に合わせて自由に運用しなさいと書いとるんや。だけど、国から業務委託されたあるやつあるでしょう、国から業務委託されて、国から税金出やるやつについては国と協調してやらなあかんけれども、各自治体の事務に関することは国も口出しすんなと書いとるんや。そういうことを、むちゃくちゃやで、8年、のう、教育長。 国の制度や、国の制度やて、国からの指導やと言うけれども、これどうですか、教育長。教員免許更新制に振り回された、いいですか、第一次安倍政権が法改正して始まった教員免許制度が廃止される公算が大きくなった。遅きに失する。この制度でどれだけの教員や生徒たちが振り回されたことか。国がつくった制度が正しいということか。まずいなと思ったらこれを速やかに改正することで君子は豹変するいうんやで、何回も言うとる。 なぜ、この人事評価制度に反対するか、差別制度やからや。オリンピックやとか、競技やとか、あるいはあんたとこの工事の入札やとか、違いますか。市長が自分をば選挙で応援してくれた業者を優遇したら差別でしょう、違いますか、利権でしょう。それをどうするかといったら、審査するわけです。あらかじめ決めておいて、それで入札やって、決められた方式でやって、それが公平でしょう。それは差別じゃないじゃないですか。市役所の人事評価に、どこに公平性があるんですか。やっている幹部もみんな、やれ言われるから仕方なしにやっているだけのことや。 こんなことが、教育長、選挙らになると市民は無関心なんですよ。しかし、学校のいじめで子供が1人自殺したら大変な問題になるでしょう、違いますか。大変な問題になるんですよ。そういうものなんですよ、人権というものは。 だから、為政者は、政治やる者はそういうことが起こらないようにしないと。田岡市長の欠点は、自分が、自分がなんです。確かに、田岡市長はそんなに悪い人じゃないですよ。だけど田岡市長が、ずっと市長するわけじゃないんや。選挙で替わるか分からんでしょう。 ところが、制度をつくってしまうとやめられないじゃないですか。だから、悪い制度は自分がつくって、これは実情にそぐわないと思ったら、これをやめたりするのが当然の、それを義務規定やないということを認めた、だけど義務規定やと言い張ってした人はもうこれ議員しいないんや。新しく議員になった人が何人かおるんや。この人らは知らんのやで、今まで僕の質問は。 教育長、これ、こないだ、新宮市教育委員会、新宮市人権尊重委員会が発行しているんや。持ってきてくれたある。何と書いてあるんですか。子供たちに人権を尊重する心を育てましょう、家庭から始めよう人権教育、これ12月やで、あんたとこで出したのは。市役所から始めよう人権教育じゃないんですか。自分たちがこんな差別制度を助長しておいて、子供に何を教えるんな。教育でしょう、子供たちに人権を尊重する心を育てましょうと。 私は、人権教育、市役所からやってくれなんだら、言うばかりやろうと、田岡市長は口ばかりや言いやるんや。これ取り上げられているんや、このことが。いいですか、生まれたときから肌の色、育ち、宗教の違いで他人を憎む人などはいない。人は憎むことを学ぶものだ。もし、憎しみを学べるのなら、愛を教えることもできる。愛は憎しみに比べ、より自然に人の心に響く。これ南アフリカのマンデラ大統領の言葉になるわけで、そうですか、これは性善説に基づいとんのや。僕は、そうは思わないんだよ。我々人間は、祖先はもともと動物や。本能的に自分と違う者に接したら、恐れたり、嫌がったり、警戒したり、排除したり。逆に、自分と価値観の違う人を見て尊敬したり、そうでしょう。大谷投手ですよ、自分と違う能力の人を見たり、恐れるわけですよ。逆に憧れたり、尊敬したり、そういう心はあるじゃないですか。 ですから、人間というのは、どうしても自分と価値観の同じ者を優遇する。あるいは自分の価値観と違うとこれを排斥する。あると言うんや。現に、菅前総理大臣は排斥しているじゃないですか。しておいて、なぜ任命せなんだんかということに対して答弁できない、そうでしょう。それ答弁したら、人の、皆、我々国民の思想、良心の自由、言論表現の自由を否定すること、要するに憲法違反やから言えないんだよ。田岡市長と一緒や。権力だけ、人事評価は私の権限やから、私が市長のときはやるいうて、誰もそんなこと聞きないんや。 この人事評価は、どう職員の指導、管理監督にどういう有効なのか教えてくれと聞いとるんや、8年間。ただの1回も言わんのや。義務規定があるからやるんやいうて、市長は権力者やから道理らどうでもええんや、権力持ったあるから、わしがやる言うたらやるんや。 教育長は、そういうわけにいきますか。この人事評価はどう教育にいいか、そうでしょう。人権教育、差別問題、あんたのところの所管じゃないですか。 私は、そやから、教育長、この間から、市民から、毎回同じことばっかりやっとると、人事評価のことばっかりやと、いろいろ批判を受けるわけですよ。しかし、教育長、私も後輩を指導したことがあるんです。教員をしたこともあるし、彼らは私がどういうことを言うたか覚えていないんですよ、多分。私は覚えているんですよ。私は、指導するときに、こうせなあかんぞと教えるわけです。だから、失敗する者もおりますよ。僕、下手やというても頑張って何回もやりやったら必ずできるようになる。教えてきとるので、だから、私は8年間これを続けたから。大石誠之助も、言い出して8年後に大石誠之助は名誉市民になっとるし、この人事評価もこれで8年目や。これ松畑候補が、当選したあたら人事評価やめたあるんや。そしたら、市長はこれ続けると言うんやから、私も引退しよう思いやったけれども、引退できんじゃないですか。私は、やると言ったら徹底的にやるんです、納得いくまで。 ですから、教育長、教育というのは物すごく大事で、人間の命は、人間は肉体だけじゃないんで、心も命なんですよ。ですから、私も大病を患って、もう精神的にも肉体的にも限度を超えてきたんで、せめて死ぬ前に安らかな生活をしたいと思ってこれを諦めたんです、人事評価の問題も。そしたら、これ水泳の池江璃花子選手や、二十歳やで。教育長もがん友やさか経験あると思うけれども、物すごいえらい、これ抗がん治療。それで、私ももう身も心もへたり込んで、それで、もうこの辺で政治の世界から足洗おうと決心したんですよ。ところが、池江璃花子選手を見て、それでオリンピックに出とるんやで。出ているんですよ、金メダル取れなんだですよ、そやけどすごいと思います。どんな金メダルを取った選手よりも、経験した私から見たら本当にいい選手です。これで触発されたんや。二十歳の子に教えられたんや。二十歳の子が頑張ってしているのに、78歳にもなって情けないなと。あかん、もっと頑張らなあかんと思って元気出てきてん。教育というのは大変ですよ。だから、彼女が競技でええ記録出したということじゃない。これが日本国民、あるいは若い子に与える教訓は、もう計り知れないと思う。 そういうことで、まだ30分あるので休憩してください、続けますので。 ○議長(榎本鉄也君)  質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前11時00分--------------------------------------- △再開 午前11時15分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 教育長、さっきのあんたのとこから出しているこのしおりやけれども、これは性善説で書かれているけれども、みんな差別と差別意識を混同していると思うんです。市長をはじめ後ろにいる議員らも、市民の中で、差別意識というのはみんな持っているじゃないですか。さっきも言ったように。自分の価値観と違う人を警戒したり排除したり。それは、言うように市民一人一人の思想、良心の自由でしょう。みんな持っているわけです。 私が、この選挙の2期前、78歳やから、2期前で70歳になったときに選挙があったんです。それで、同級生のとこへいつものように挨拶に行ったんです。「おい、俺また立つから頼むぞ」と、いいですか。そしたらその同級生が、「お前、強、いいかげんにせよ」と言って、「我がらもう70やぞ。辞めよ、いい加減に。俺はもう応援せんぞ」と断られたんです。同級生だけとちゃうんです、そのとき。自分のいとこにも同じことを言われて断られた。いいですか。その人は、政治家は70以上になったら辞めたらええんやという思想、良心です。責められますか。しかし、差別でしょう。あんた女やのに選挙らに出ること要るかと言ったらこれ差別になるんです、男女差別、大変な問題になりますね、今。 だから、人は法の下に全て平等なんだから、被選挙権の最低年齢は決められとるけれども高齢の年齢制限はないわけです。だから70歳であろうが80歳であろうが90歳であろうが立候補するの自由じゃないですか。それを批判する。差別でしょう。 今度の市長選挙じゃなくてその前の市長選挙のときも、並河議員に対する批判はよそ者やと、大勢のおる中で言うていた市民いっぱいおるじゃないですか。そうでしょう。公職選挙法で認められた、みんな、いつ新宮市に来ようが、100年住んでおろうがみんな平等じゃないですか。そやけど平気でそんなこと言うとるやないですか、みんな。 私はそのとき、その同級生に、ああそうかと。いとこにも、それから選挙2回あったけれども私は頼みに行きませんよ。挨拶に行きません。そやけど、その70歳のとき同級生にはそう言われたけれども私2番で上がった。頑張るんです。そこで落選したら、そういう差別する人を助長させると思うから、私はそういうまずい状態になると頑張る癖がある、子供のときから。 ですから、人が人を評価するときに明確な、合理的な基準がなかったらこれは差別なんです。 これは、私がそのマスクができないので議長を辞任したんですけれども、そのとき孫がメールを送ってくれて、じい、マスクできんさかいじめられやるんやねと。保健所行ったら、これメールの写真を送ってくれて、こんなの保健所でもろうてきて首にかけといたらマスクせんでもええさかもろうてき、とメールくれたんや、孫が。それで保健所にこれもらいに行ったんや。そしたら誰も来てない。ほいで、これもろうてから保健所の職員が「大西さん、宣伝しといてくださいね」と言われた。それから、どれだけ集会あったか。葬式から。これして行くけれども知らんのや、みんな。だから、コロナ差別をしたらいかんから、そうでしょう、行政が気を遣っているわけ。だけど、その政策をみんな知らんから僕がこれをかけて葬式行ってまんまいさんしやっても、大西さんはマスクもせんと。だから、人が人を評価するときに本当のことを知っていてしてるかなということを言っているんやで。人事評価の話やから、分かりますか。人が人を評価するときに、その事実が本当かどうか。 どれだけ私はこの近々でも人権を侵害されていますか。これは、この間議長をやめたときの、議長がマスクをせんし注意する人誰もおらんのやと。新宮市大丈夫かという。いいですか。私は構わんのですよ、議長がマスクせんと私が批判されたんなら私は議長を辞めない。言い返せるから。なぜやめたか。注意する人誰もおらん。同僚の議員に、あるいは市役所の職員に迷惑がかかるから辞めた。分かりますか。一緒です、これ。セクハラ事件のとき。のう教育長。差別の話やで。こう書いてる。議員の中で最年少しかも女性が、ベテラン議員に訳の分からない言いがかりをつけられ裁判沙汰まで起こしているのに、新宮市民の代表として選ばれた他の議員はただ見ているだけなんですかと。数少ない女性議員が年配の議員に逆ギレされてつらい思いをしているのに、もう一人の女性議員は女性として何も感じないんですかと。同じ書き方なんですね、これ。ほかの議員は大西に何も注意できんのかいと。いいですか、教育長。ですから、これを投稿した人が、非常に正義感が強い人だと思うんです。こっちも、セクハラされてベテランの議員にいじめられている。議員に対してこれ批判する。非常に正義感の強い人ですね。事実ですか。事実でないことで批判される人の気持ちは分かってないんです。ですから、人を傷つけるときに正義感でするのはいいんです。だから前の北村議員もそうですよ。そんなベテラン議員であれ、実力議員であれ、セクハラするのは許せんと。それを訴えるのは、彼女は正義感があるんです。本人は正義感があるんだけれども、それをその事実に基づかないで批判される人は物すごい人権を侵害されるわけでしょう。いいですか、教育長。注意する人誰もおらん。事実ですか。 私は、まだコロナ騒ぎが始まったばっかりのときに、マスクせんので市役所の課長から注意されとるんです。もう、今部長さんになっとるけれども。誰もおらんことないやないですか、私は注意されとるんや。だから、去年、私は注意されたんや。がんの手術して間なしや。それでマスクできんと言うてたら、その課長が、仕方ないんやと、俺は。コロナうつって死んでも仕方ないと。俺はマスクできんのやと言ったら、その課長が、大西さん、マスクは自分がうつらんようにするんとちゃうんですよ。人にうつさないようにすることもあるんですよと言われたんや。分かったのう。それで、まだアベノマスクが出ていないとき、マスクないわだ。それで、うち帰ってガーゼのハンカチ出してきて、自分でマスク、パンツのひもで、自分で縫うてんで、これ。見てみなあれ、ここ、鼻のとこ、ここへ焼き入れしていないアルミのパイプ、これ突っ込んで、そうすると、こうかけると、このパイプが柔らかいから、適当な柔らかさになる。それでこうしたらぴちっとこうなるんや。これ自分でこしらえたんや。3枚。できんのや。せきあげてね、仕方ない。それで一歩も外へ出やんようにしたんや。分かりますか。注意受けたんで、私はできる限りマスクできるように努力したんや。したんやけれどもできなんだ。 そこでね、ちゃうんですよ。だから、この投稿した人のことを言ってないんです。この投稿した人は当たり前や、議長がマスクせんと議事執行しやったら市民は批判するの当たり前。だけど、大西がマスクできんからどんなにつらいか、どんなに努力したかということを知ってたらね。知っていたらしたであろうかと。いや、もう非常に正義感のある人。僕は投書やとか、こんなことはあれしませんよ。やっぱり人々が、そういう権力に対して投書やとかそういうことで犯罪が発覚してくるんです。ですから、当然、市民はおかしいと思ったことは、言論表現の自由です。やったらいいんで、投稿した人を責めているわけじゃないんです。当たり前。こういう市民がようけ増えれば、それだけ行政を、あるいは我々議会を監視してくれれば、正しい道、行けると思うんです。ですから、このことを言うてない、知っていたらという話です。人が人を評価するときに、果たして真実を知っているんだろうかと。知った上において、全て人が人を評価するんだろうかと。 ですから、このインターネットで、私の孫、大西の隠し子やとか、事実ですか。私の心に傷つけるだけと違うんです。私の名誉を汚すだけと違うんです。子供たち、こういうことで批判する人というのは正義感強いんだと思うんです。大西は市議会議員しているけれどもろくでもないと書いたある。孫を隠し子や。本当のことを知っていたらこういうことを書きますか、こういう正義感のある人が。のう、教育長、これ新聞見なあれ。この前の一般質問や。同僚批判も証拠なし。こんなに大きいに書いてる。証拠あったでしょう。証拠あったけれども証拠があったいうて新聞報道してくれてないじゃないですか。市民はこれ読んでるんですよ。大西けしからんやつやと、証拠もなしに同僚議員に罪なすりつけてと。どうしてくれるんですか、この新聞。人権侵害。 これ、土曜日の新聞やこれ。香南市の課長、起訴取消しと書いてある。官製談合、立証困難。香南市の課長が逮捕されたんや、競争入札妨害で。証拠がなかった。どいらいことやろ。大変やでこれ。事実でないことで、この場合、行政挙げて、名誉を回復してくれるやろうけれども、大西の名誉ら回復してくれたこといっこもない。自分で一生懸命、まだセクハラでもまだやっとんねや。自分でせなあかん。もう、これを思うと大変やと思う、人権侵害。明確な証拠もなしに先走って、職員を逮捕した。これ、庁挙げて、この課長の名誉を回復する対策を取るやろうけれども、その間、どいらい。その間にこの課長首つったらどうするんですか。物すごい大変、自分がその身になってください。事実でないことでそういう人を批判する。 だから教育長、教育委員会も教育長も先生の人事評価やっとるけれども、教員の性暴力、増えるばっかりで。去年も史上最高じゃない、処分されたの300人ぐらいになっとった。これ見えたあるだけでしょう。制度じゃないでしょう、教育やろう。そういうことをしてはいけない、教育者はそういうことをしてはいけない。それを学生時分から教育せなんだら、制度で、人事評価で防ごうと思っても防げんじゃないですか。減っていない、どんどん増えているんですよこれ。僕はこれ問題にしたのが7年前です、これ。人事評価でこれ防げない。教育が一番大事や言うているときにセクハラした言われた。どういうことか。この、教員のこれを批判しているときに、自分が、セクハラされたって言ったらどうなる、大西としたら。ほかの者、何も分からんやろ。自分がやっていきながら、裏へ回ったら自分がやっていると言われているのと一緒でしょう。大変なんですよ。まだ4年間、まだやりやる。ま、これは議長も分かってくれたあると思うけれども、何で私がこの人事評価に差別制度やということで許せないかということをちょっと理解をしてほしい。 そういうことで教育長、市長が権力者やから、今日のところはしとくけれども、人が人を評価する。いいように評価される人はまだいいんですよ。だからこの前も言ったと思うけれども、田岡市長と私との政治行政理念の根本的な違いは、市長は自分の政策、有効な政策で多くの市民が喜ぶ顔が見たいんやと思うんです。私は違うんです。喜ぶ市民はうれしいんだからほっといたらええと思うんです。困った市民の顔を見たくない、一人でも。できる限り。弱い人の顔は見たくないんです。ですから、市役所の職員大方、この人事評価制度でそんなはずはないけれどもモチベーションが上がるとしたところで、一人でもこの人事評価に疑問を持ち、あるいは精神的に追い込まれる、苦しい、つらいと言う職員があれば、あればってあるから言ってくるんですけれども、それは数が多い少ないじゃないんです。私は、困った市民、困った職員の顔を見たくない。ですから、評価されて、あるいは能力があって認められた職員は幸せですが、もともと。しかし、市役所に入ったものの病気をして、なかなか思うように仕事ができない、そういう人を卑下させる、そういう人を苦しめることがあれば私は許せないんです。 だから、そういう有能な人は組織に入った以上、自分の能力でそういう不利な職員を守る、手助けするというような人は必ず認められますよ。それを、人間をそういうふうに合理的な明確な基準もなしに、人間の値打ちを、5段階で値打ちをつける、そのことの醜さ、私は許せない。 ですから、評価については、オリンピックの体操競技でも、陸上はタイムですから合理的、科学的に1番、2番は出てくるんですよ。しかし、柔道、体操、フィギュアスケート、そういう審判員の価値観が入るやつは、1人や2人でしてないじゃないですか。ちゃんとルールを決めて、5人の審判あって、最高点と最低点を外して真ん中の成績を平均取って評価するとか。非常に慎重にするわけですね。ところが、この新宮市役所の人事評価は、合理的な、明確な基準なんかないじゃない。それをあったら言うてくれと言っているのに、8年間、ただの一度も評価されない、ただの一度も答弁されない。 さきの選挙で、市民は市役所の職員は年功序列のぬるま湯につかっとると批判が大いにあったと。私が質問したことにただの一度も答えてない、そんなこと誰も質問してないじゃないですか。あなた方がやっている人事評価制度は、どういう合理性があって、どういう明確な基準があってやっているんですかと。それには答えない。今回も、この5月の市長答弁も、総務建設委員会の。今まで義務規定があるからやらなければならないんだ。誰が市長になってもやらんなんわと。義務規定だと言っていて、それがやっと義務規定やないんやと理解できたわけやね。そしたら見直すと言うか思ったら、だけど私の権限やから、そうです人事権は市長にある。私が市長の間続ける。誰もそんなこと聞いていない。のう、教育長。この人事評価が市役所の職員の人事管理、あるいは教育にどうメリットがあって、なぜ必要なのかということを教えてくださいと8年言うとるんや。一度もない。そこで、権力者の権力に屈するわけにいかないので、私が納得するまで、死ぬまで闘います。 一般質問を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  昼食を挟みまして、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時46分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △濱田雅美君
    ○副議長(東原伸也君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) 一般質問を始めさせていただきます。 一般質問の間、マスクを外させていただきます。 通告表に従い一般質問を行わせていただきます。 今回の私の一般質問は、命の尊さと重さをテーマに進めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、医療センター、産婦人科の休診についてお伺いいたします。 定例会初日の30日に、医療センターから、産婦人科部長退職に伴う分娩休止経過報告がありました。その前に、11月5日に議員説明会があり、そこで初めて議会が知ったということなんですけれども、この報告を受けた際は本当に耳を疑いました。動悸も収まらずに報告の遅さに憤りも感じました。恐らく、議員皆、同じ気持ちであったと思います。 医療センターの院長はじめ、事務局も当局も何とかしなければならないという思いで御尽力いただいていたことと理解できるのですけれども、やはり遅い、もうどう考えても対応が遅いと言わざるを得ません。医師の招聘がどれだけ困難なことか、しかも全国的に不足している産婦人科医の医師の招聘となると、大変な困難課題と考えていたはずにもかかわらず、議会への報告が、市長がその事態を知った月から3か月ものタイムラグがあるんです。平成19年の医師の招聘や昨年の選定療養費のときと同様ではありませんか。せっぱ詰まった段階にきてからの議会への報告の在り方、これは本当に今後も猛省していただいて、今後速やかに議会への報告をいただくということを強く要望しておきます。 では、質問に入らせていただきます。 30日に報告いただいた際の質問と重複するところもございますが、再度、市民の皆様に周知するという意味でお尋ねいたしますので、よろしくお願いいたします。 産婦人科部長から退職の意向があったのが7月、市長がこの件を知ったのが8月の初旬、プロジェクトチームとして動き出したのが10月とお聞きしておりますが、プロジェクトチームとして動き出すまでの医師招聘のための活動と、プロジェクトチームとしての活動をお教えいただけますでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター庶務課長、岡本から答弁させていただきます。 プロジェクトチームとして動き出す前についてでございます。 医師退職に伴う後任医師の派遣については、まず、医師を派遣していただいている奈良県立医科大学との協議が必須ではあります。ただ、議会初日に事務長から説明させていただいたとおり、奈良県立医科大学産婦人科教授が空席であったため、後任部長を派遣していただけるかどうかは未定でありました。ただ、その間ももう一人の医師を派遣していただいている和歌山県立医科大学とは協議を行ってまいりました。その後、9月1日付で奈良県立医科大学産婦人科に現教授が着任され、10月5日に教授が当院に来院され、後任医師派遣が難しい状況である旨を伝えられたことで、後任医師の獲得に向けて現在に至るまで様々な動きをしております。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(北畑直子君)  プロジェクトチームの活動につきましては、健康福祉部長の北畑から答弁させていただきます。 市長を先頭に、医療センターが県や国に医師確保の要請を行っておりましたが、いよいよ57名の妊婦さんにこの事態を告げなければならない不測の事態に備え、市長からプロジェクトチームを立ち上げ、57名の妊婦の皆さんを支援する体制を指示されました。 まず、医療センターは医師確保とともに、退職希望の部長に3月中は一日でも長く在籍していただき、分娩をしていただくことのお願い。また、57名の妊婦さんの受皿となる病院を確保すべく、近隣の病院への事情説明と協力依頼。市部局では、保健センターの保健師を中心とした、57名のうち23名の市民の妊婦さんや、新たに妊娠届により母子手帳の交付を受ける妊婦さんへの相談対応や必要な支援、また新宮消防へは、医師確保に時間がかかり、万が一、医療センターでの産科が空白状態となったときの救急体制の強化であります。それから、市長、医療センターに加え、副市長や私も個人的な医師の知人にこの窮地を説明し、市長にも足を運んでいただくなど、広く医師の確保に努めているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  それで、今、個人的に知人への声かけという答弁もありましたが、例えば、地元出身の医師の情報というのを集めて、そこにアプローチをかけていくとかという手段は取れないですか。個人情報の関係もあるのかもしれないんですけれども、協力してくれる方もいらっしゃるのではないかと思いますし、個人情報というよりも、今は本当にこの命を守ることのほうが最優先されると思いますので、そういった様々な手法をいろいろ考えていただいて、今後もきめ細やかに対応していただきたいと思います。お願いします。 それで、この8月の初旬に医療センターから報告を受けて、10月にプロジェクトチームを立ち上げて動き出したとお伺いしています。この対応は、私は大変遅いと思うんですけれども、危機感はなかったのかというところに思いが寄せられます。また、それまでに政治的な活動や要望というのは行っていただかなかったのでしょうか。そこのところを具体的に行程というのを教えていただきたいんですけれども。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  産婦人科部長の退職の話は8月にございましたが、後任部長の派遣が不可能であるという確定は10月初旬でございます。それまでの医師派遣要望につきましては、院長が大学医局の人事異動による後任医師について大学医局等と協議を行ってまいりました。 ◆7番(濱田雅美君)  では、その後任部長の派遣が不可能ということがはっきり判明してからプロジェクトチームを立ち上げたということでよろしいんですか。そのプロジェクトチームを立ち上げるまでに、今お伺いしたように市長はじめ副市長、そのあたり、政治的な要望であったりとか、あと活動であったりとかというところに関しては、どうなんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  市長が国に対して様々な件で要望活動を行っていただく際に、併せて産婦人科医師派遣についても、地元選出の国会議員等に要望活動を行っていただいておりました。 ◆7番(濱田雅美君)  それでは、市長のほうはそういうふうに、政治的な活動もともに要望活動の際に一緒に行っていただいていたということですよね。 では、産婦人科医師の招集に向けての要望活動のみで今行っているとかということももう始まっていますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  始めさせていただいております。 ◆7番(濱田雅美君)  しっかりと行っていただきますようお願いしておきます。 議会初日の30日に報告をいただいているんですけれども、その後の進展というのはあったんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  先日、和歌山県が慈恵医大のほうへ医師派遣の依頼をし、保留になっていると報告させていただきましたが、本日再度、和歌山県が慈恵医大へ交渉に行く予定になっております。 ◆7番(濱田雅美君)  行く予定ということはまだ、今日行っていただいている、もう行っていただいているんですかね。 そしたら、今日行っていただいているのであれば、何らかの動きというか、いずれにせよ何らかこちらに報告というのはいただけるようになっているんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  なっております。 ◆7番(濱田雅美君)  その報告があれば、また速やかに議会のほうにも御報告いただきたいと思いますのでお願いしておきます。 あと、この30日に報告をいただいた際、20名の妊婦さんというのが、まだ受入先の病院を決めかねていたという状況をお伺いしているんですけれども、その後、受入先を決めたという連絡があった方はいらっしゃいますか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  医療業務課、須崎から答弁させていただきます。 57名の妊婦さんには、分娩先をおおむね確保して妊婦さんにお話をさせていただいておりますが、20名弱の方がまだ分娩先の確定には至ってございません。 今後も妊婦さんと相談させていただきながら進めてまいります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 この20名の方が決めかねているという気持ち、私、分かるような気がします。すごく毎日悩んで苦しんで、どうしようって過ごしているんじゃないかなとすごく思うんです。でも、この20名の方とお話ししていただけるときに、その不安要素であったりとか、何かこう解決しない等、病院を決めかねるといったような内容、そういったことをしっかりと聞いていただいて、解決に向けて持っていってもらって、そしてまた受入先の病院を決めていただくというような、本当にしっかりとその一人一人に寄り添っていただいて、相談も受けて、耳を傾けて、本当に丁寧にしてあげていただきたいと思うんです。そういうふうに、今この20名の方たちのこの病院を決めかねているというお話、内容は結構ですけれども、やはりその相談というか心のうちは打ち明けていただいていますか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  やはり距離的といいますか時間的なこと、また病院規模的な部分で悩まれている妊婦さんもいらっしゃいまして、それは個別にお話をお伺いして、御希望等をお伺いしながら対応させていただいております。 ◆7番(濱田雅美君)  分かりました、ありがとうございます。 今後もしっかりと寄り添っていただいて、丁寧に応対してあげてください。 また、現在その受入れ可能な病院というのがありますが、地域周産期母子医療センター、いわゆるハイリスクの妊婦さんを受け入れる病院として紀南病院が指定されておりますが、その紀南病院との受入れの協議、あと尾鷲総合病院についての現状の、この二つの進捗状況をお教えいただけますか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  ハイリスク以外の妊婦さんの紀南病院の受入れなどにつきましては、現在のところ確定してございません。今後も紀南病院と協議してまいります。 また、尾鷲総合病院につきましては、今月12月中に今後の体制が確定するということで伺ってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  30日に報告を受けた状況から、今のところは何の変化もない、何も変わっていないということで理解しました。 本当にこの紀南病院と尾鷲総合病院についての今後の受入れ方、これもすごく重要になってくると思いますので、こちらのほうも分かり次第、速やかに議会のほうには報告していただきますようお願いします。 分娩が困難、産婦人科医の医師不足は、本市とこの広域周辺だけの問題ではなく全国的な問題となっているんですけれども、和歌山県下では分娩可能な病院が2012年12病院から2020年には8病院に減少しております。原因は、やはり医師不足が主な理由でありますが、この8年間の間に四つの病院が減少した、このような状況の下、常に危機感を持って、万が一に備えるという手だてというのはなかったのでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  産婦人科医師の獲得が非常に困難であることは、以前から全国的に叫ばれていることであり、当然、危機感は持っていました。したがって、手当のほうもかなり手厚く支給している状況でした。また、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学とは医師派遣の継続について以前から定期的に訪問させていただいており、令和2年度末で常勤医師が3名から2名に減ることが分かった際にも、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学、和歌山県にも訪問し、複数の非常勤医師を派遣していただくことで、何とか3名体制を維持しているところであります。 このような状況下でございますので、前もって代わりの産婦人科医師を確保するというのはほぼ不可能であると考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 病院側の関係者の方々も、本当に日々御尽力いただいているのはとっても理解しているんですけれども、前もって代わりの医師というのを確保するのはやはり不可能で、困難であったかもしれません。 でもこのように、急に分娩ができなくなるというのを避ける状況というのはできたのではないのかなというふうにも考えてしまうんです。今、産婦人科部長が退職の意向を固めるまでに、市に対して何らかの要望や不満というのはなかったんでしょうか。退職を希望される前兆というのや、あと意思表示などというのは一切なかったんですか。今、手当をかなり手厚く支給している状況だったということを答弁していただいたんですけれども、確かに手当も重要なんですけれども、それ以前に産婦人科部長と市、医療センターとのコミュニケーションというのがしっかり取れていたのかどうか、そこが大変気になるんですけれども、それはどうなんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  退職前に先生のほうから特に意思表示というものはございませんでした。産婦人科部長と当院長とかとのコミュニケーションはしっかり取れていたと思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  そうなんですね。病院側はしっかりコミュニケーションを取れていたということで理解しているということなんですけれども、私はこの先生とは面識はないんですけれども、先生にお世話になっている患者さんたちの声を聞くと、やはり評判もいい先生なのかなという印象を受けましたし、産婦人科部の部長級であって、人柄もよくて、医師としても評判もいい、このような人材を失ってしまうというのは、新宮市にとっても広域の方々にとっても本当に大きいと思うんですね、失うものは大きいと思うんです。非常に残念だとしか言いようがないんですけれども、今、そのようなことを言っても前に進まないといけない状況なんですが、新宮市と広域周辺において、この分娩ができないということがもう決してあってはならないという状況だと思います。人口減少、少子化と言われる中で子供を産み育てられるよりよい環境、若者の定住、それ以前の問題であると思います。 本当に、市民の皆さんにそういうことを言うと、これはもうそれ以前の問題だ、もう笑わせるなという、本当に厳しい声をいただく、聞こえてくる、そういう気がします。何よりも大切な命を守れない、安心・安全に子供を産む環境が整っていない。もう、このような状況、本当にあり得ません。そんなまちに若い人たちが住みたいと思うわけもありませんよね。地域医療の弱体化というのは、安心・安全な生活はもちろんなんですが、様々な地域経済にも大きな影響を与えます。実際、助産院や開業医の先生に大きく影響を与えてしまっている状況ではないですか。このように、医療センターだけの問題ではなく、早急に解決しなければならない大きな問題だと思います。 57名の妊婦さんが無事に出産していただくことは当然なんですけれども、受入先可能な病院への紹介、確かに必要です。一人一人の実情を聞いて、安心・安全な出産の場を確保しなければなりません。しかし、今のままでは決して安心・安全とは言えないと思います。来店したお客様をこちらにどうぞと空いている場所を案内するようなわけには、妊婦さんにはいかないんですよね。この病院に行ってください、じゃ、そうします、そういうわけにはいきません。確かに、目安となる出産予定日というのは分かっています。しかし、お産はいつ起こるか分かりません。難産になるかどうかもそのときにならないと分からないんです。開業医や医師が1人体制の病院では、既に1人が分娩していたら、そこはもう受入れが困難になってしまうと思います。もし難産で総合病院に運ぶ必要性があるときに、本来ならその役目を担う新宮市立医療センターが受け入れられない。母子ともに守れる命が守れないという状況になっております。市内で出産ができないとなると、市外での出産も考えられるのですが、市外、それも遠方となりますと妊婦さんの身体的、精神的負担というのは言うまでもありませんし、また経済的な不安、第二子以降なら兄弟姉妹の育児や家事の心配、仕事を持っている母親なら職場への対応など様々な負担がかかるとともに、生活も変わってしまいます。 近隣の紀宝町や那智勝浦町においては、支援策も視野に入れているとの新聞報道がありましたが、本市においての支援策についてはどのようにお考えでしょうか。また、那智勝浦町長は招聘のために医師への報酬を上げることが必要なら、その分担金の負担も考えたいと語ったとのことですが、具体的にそのような協議はなされているのでしょうか。 ◎保健センター長(福本良英君)  保健センター福本よりお答えさせていただきます。 先ほど議員おっしゃられましたように、新宮市のまちづくりにも関わる大きな問題だというふうに考えております。また、近隣町村も危機感を持っており、住民の方々も大変な事態であると受け止めていることを理解してございます。 まずは、医師確保に全力を尽くしているところでございますが、それがかなわない場合には、遠方で出産せざるを得ない妊婦の皆様や御家族にとっては、心身はもとより経済的にも御負担をかけることとなりますので、少しでも軽減されますよう支援策を検討してまいります。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  また、那智勝浦町から医師の招聘のために報酬を上げることが必要なら、その分の負担も考えたいと語っていただいたとのことですが、当院におきましては、まだ具体的な話合いを行っておりませんが、大変ありがたいお話であると考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 保健センター長が言うように、確かにまちづくり、これに関わる大きな問題である、それはもちろんそうなんですけれども、でも今、もうそのまちづくり以前の問題であって、市民の命を死守するという何よりも大きな問題に直面しております。また、それにまだ第二子、第三子を産まれるお母様方というのは、上の子供が小さくて、母親がまだ恋しい幼い子供という方が多いと思うんです。いくら出産とはいえ、その我が子を誰かに預けて自分は病院に行かなくてはいけない。子供のことも家事のことも本当に心配。そこに加えて、またこのような状況になって、経済的な心配も加わってしまうという状況なんです。紀宝町におきましては、住民の方が交通費であったり、あと宿泊費、子供を預けるためのファミサポにも無料で利用できるような要望書が出されておりました。 医師の確保は最優先でありますが、これと同時に支援策というのも、もう既に検討しておくべきではないかと思います。3月なんてあっという間ですよ。本当にもう、あっという間に3月は来ると思います。そこで支援策ができていないとか、今考え中です、これはちょっといかがなものかと思います。本来なら、支援策も既に検討して出来上がっていてもいい頃なのではないかと思いますので、早急に、妊婦さんにとって何が本当に必要なのかという、しっかりとした支援策を検討していただきたいと思います。いかがですか。 ◎保健センター長(福本良英君)  周辺市町村の情報も入手しながら、妊婦の方々に寄り添える支援について検討してまいります。 ◆7番(濱田雅美君)  よろしくお願いいたします。 あと、医療センターのほうから答弁いただいた分担金についてまだ話合いが進んでいない。これは本当に、先日、那智勝浦町長のほうが言っていただいたことがきっかけで新聞を見せてもらったんですけれども、医師の招聘に当たって報酬の話合いについてくるというのが、やはりそこら辺、報酬の話も出てくるのかなと思うんですね、招聘のときに。ですので、ありがたい話であると思っていただいているということですから、それなら、なおさら早く協議しておくべきではないかと思うんです。 今は、なりふり構わず、広域の方が助けてくれるというのであれば助けていただいて、医師を招聘するということが一番だと思うんです。それが、また広域のためにもなると思いますし、また、助けていただいた御恩というのは、いつか何かの形でその地域に、その自治体に返せばいいと思いますので、今は本当に助けていただける、力を貸していただけるということがあれば、もう全ての方にそれを支えていただいて、なりふり構わず、本当に医師の招聘を第一に考えるということでいいのかと思いますので、こういうありがたいお話があるというのであれば、それが形が薄れていかないうちに、こちらのほうからでも話を持って行くのもありかなと思いますので、そこのところはまた市長、お願いしておきます。 市長、もし市長の娘さんが、町医者で手に負えない難産で一刻を争う事態となった場合、どう対応しますか。この問題を考える上で、この点が一番重要であると思います。市民も聞きたいのはそこのところだと思うんです。大変、難しい質問になるとは思うんですけれども、お答えいただきたいと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  私の娘というよりは、一般的に市民の妊婦さんが緊急事態になって医療センターで対応できないということになれば、消防署の救急隊がその状況を勘案して最善の手を尽くす、そういうことだと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  確かに、最善の手を尽くすというのはもう当たり前の話なんですよね。これ、本当に人ごとではなくて、もし、私は娘はありません。でも、嫁がいます。やはり娘と同様にかわいい嫁です。もしもその子がと思うと、私は毎日、恐らく、どうしようどうしよう、どうなるんだろう、この子と生まれてくる子の命は守ってもらえるのかな、毎日悩むと思うんです。毎日考えると思うんです。本当に今、その問題に直面している広域の皆さんのこの悩み、苦しみを一日も早く解決するというのは、やはり医師の招聘しかないと思うんです。本当に、行政が市民の命を守る、死守しなければならないこと、それに今直面してしまった。何が何でも答えを出すしかないと思います。 お産にたどり着くまでにも8週(3か月)から23週(6か月)は4週間に1回の受診が必要です。安定期に入っていない状況で時間をかけて受診に向かわなければなりません。体への負担もあります。もしものことがあれば取り返しもつきません。24週(7か月)から35週(9か月)では2週間に1回の受診、大きなおなかを抱えて、ただでさえ疲れやすい体を、しんどくても心身ともに不安で出産の準備にも大変な時期に、時間をかけて受診しなければなりません。36週(10か月)、週1回の受診。週1回ですよ、週1回時間をかけて、大きなおなかを抱えて、おっきなおなかを持つだけでも本当にしんどいんですね。それをしんどさにも耐えて、さらに体に負担がかかった状態で、受診時に何が起きてもおかしくない状況で車に乗って受診しなければならない。もし破水などしたときには、無事に出産できるのか不安でたまらないと思います。陣痛が起これば、この世の痛みとは思えない痛みに耐えながら遠方まで行かないといけない。1分1秒早く病院に着いてほしいときっと願いながら向かうと思います。 言うまでもありませんが、母子ともに元気で出産を終えるということは当たり前ではありません。何度も申し上げますが、母親は命がけです。その命がけの命と生まれてくる新しい命を私たち行政は死守しなければなりません。このような分かり切ったことを申し述べなければならないということが、本当に市民の皆様に、今、妊婦さんその家族さんに、本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。そして、それとともに当局への対応への腹立たしさ。何とも言えない、本当に何とも言えない気持ちでいっぱいになります。 57名の妊婦さんを無事に出産していただくということは当然のことなんですけれども、妊婦さんは57名でとどまるわけではないのです。我が子を身籠もった幸せなときが、どうしよう、どこで産んだらええんやろうと不安な気持ちと同時進行になるようなことを決してしてはならないと思います。町医者の方も、緊急時に対応していただける医療センターという後ろ盾がないと婦人科は対応できても出産は困難との声も出ていると聞いております。たくさんの方々、団体も署名活動や国会議員に対する要望活動など様々に尽力いただき、心強く、感謝申し上げるところです。 3月以降の分娩はできませんでは通りません。何が何でも医師を招聘して、医療センターで安心・安全に出産してもらえる体制にしなければなりません。 昨日は開会初日の串本町議会において、田嶋町長から1年限定での産婦人科継続という町政動向の報告があったと新聞報道を見ました。また、2024年には医師の働き方改革が実施されれば、状況はさらに厳しくなります。先ほど市長にもお尋ねしたように、本当にこれ人ごとではありません。市長が、市が一丸となって妊婦さんと生まれてくる子供の命を死守するという覚悟を持っていただいていますでしょうか。市長どうですか。 ◎市長(田岡実千年君)  そのような覚悟で、議員も御承知のとおり、行政と議会と一丸となって今様々な取組をしているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  もちろん議会も当局と一丸となって、全力で取り組むその覚悟はみんな持っております。その市長の今の覚悟、どうかその覚悟というのを結果で出さないと意味がありません。結果を出して、どうか市民の皆さんに示していただきたいと思います。 今後も安心して出産できる、命を守れる医療センターであるよう、市とともに、今申し上げましたように議会も全力で取り組んでまいります。医療の格差が命の格差とならないようにしなければなりません。とにかく市長、厳しい状況ではありますが、ここは踏ん張って乗り越えていきたいと思いますのでお願いします。 そして、もうこのようなことが今後二度と起こらないように、再発防止にも努めていただきたいと思います。またこれを機に、広域圏の方々が安心・安全に医療を受けられるという、住み続けられる広域で医療体制を整えることも必要なのではないかと申し上げてこの項を終わらせていただきます。 次に、学校教育、タブレット授業についてお尋ねいたします。 国のGIGAスクール構想に基づき、全国の小中学校に配備された1人1台の学習端末に関して、全国74自治体のうち14自治体がアプリによる誹謗中傷などのトラブルがあることを把握し、そのうち4自治体は、いじめとして把握しているとのこと。 東京都町田市の小学校6年生がいじめを訴えて自殺した事件は記憶に新しく、御存じいただいていますでしょうか。同級生が学習用デジタル端末のチャットで女児を誹謗中傷したものですが、この誹謗中傷の書き込みは削除され、書き込みの復元はできるがパスワードが全員で共有されており、なりすましによる操作が可能であったため、投稿や削除をした人物の特定は困難であるとされております。これは、IDやパスワードの管理が不十分であったため、使用する児童の匿名性を高めて、誹謗中傷の書き込みを助長したのではないかと考えられると報道にありました。 また、文科省は本年3月、端末の活用に際して情報モラル教育の充実を教育現場に呼びかけ、適切な管理と運用が求められているとありました。情報モラル教育とは、情報がネットワークを介して瞬時に世界中に伝達され、予想しない影響を与えてしまうことや対面のコミュニケーションでは考えられないような誤解を生じる可能性も少なくない。このような情報社会の特性を理解し、適正な活動ができる考え方や態度が必要となってきている。そこで、学習指導要領では、情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度を情報モラルと定め、各教科の指導の中で身につけさせることとしているとあります。 情報モラル教育の必要性としましては、児童生徒は将来にわたり社会人となっても情報社会の中で生きていかなければならない。そういう観点からも、児童生徒の時期の情報モラル教育というのは重要かつ急務であり、情報活用能力の学習と合わせて行わなければならない。情報社会の光の部分とともにその影の部分に関する具体的な事例、それに伴うルールを決めることや遵守すべき項目を明確に理解させる必要がある。また、この取組は学校のみならず、社会や家庭を巻き込み、それぞれの立場で情報の共有化、児童生徒への教育を進めていかなければならないとあります。長々とちょっと説明してしまったんですけれども、そこでお伺いいたします。 本市におきまして、端末のIDやパスワードの管理はどのように行っていただいているのでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田より御回答させていただきます。 本市におきまして端末のIDについては、一定の規則に基づいて児童生徒に割り振っております。なお、パスワードにつきましては、完全にランダムに割り振っている状況でございまして、また一部の中学校においては、その割り振られたパスワードを個人ごとに変更して使用しているという状況でございます。 ◆7番(濱田雅美君)  それでは、誰がどのパスワードを使ったかというのも分かるように管理していただいていて、また自分以外のパスワードは分からない、自分以外のパスワードから端末に入っていくことはできないというような仕組みになっているという理解でよろしいですか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  そのとおりでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  では、低学年に関しましては、複雑なパスワードの入力であったりというのは困難かと思うのですけれども、顔や指紋を使った生体認証、あとは「死ね」とかといういじめにつながる言葉の書き込みというのを制限する機能の導入というのはお考えではないですか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  現在、低学年といいますか、小学校であったりとか一部の中学校におきましては、IDやパスワードの入力の際に時間がかかるということもありまして、QRコードによるログインを行っておるところです。そのコードの管理については、各校にて対応しております。 議員御提案の生体認証につきましてですが、指紋認証等については、新たな機器の導入が必要であろうかなと思います。ただ、顔認証につきましては、現在の機器、カメラもついておりますので、ひょっとすると可能ではないかなとも考えます。ただ、機械であったりとかネット環境にどのような負荷がかかるかというあたりも含めて、今後研究していく必要があろうかなというふうに思います。 また、不適切な言葉の書き込みについては、書き込み自体を制限できるアプリがあるかどうかという部分も含めて、あったとしても制限をかけ過ぎると、例えば調べ学習の際に入力できない言葉等が増えてくるというような課題も考えられますので、必要に応じて対応を考えていきたいと思います。 ただ、制限をかけるということも大事だとは思いますが、先ほど議員おっしゃられたように情報モラルの部分で、例えば人の嫌がる言葉を書き込まないであったりとか、他人のコンピューターに無断でログインしないというような、端末を使用するに当たっての教育、そちらのほうも重要ではないかというふうに考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 もちろん、今おっしゃっていただいたように、本来そのように、事前にというか前もった予防対策というのも必要なんでしょうけれども、本来は必要がないということが一番大切なんだと思うんです。この、今言っていただいた情報モラル教室というのをしっかりと行っていただいて、そのように端末を正しく使っていただく子供たちを教育していっていただきたいと思います。 コロナ禍の中、大人も子供も大きく生活が変化しました。10月13日現在、文科省の問題行動・不登校調査で、不登校が最多19万6,127人、このうちコロナの感染回避で登校しなかった小中高生が3万287人、また小中高生の自殺、過去最多415名で、前年度から98人増えたと判明しております。コロナ禍で子供たちが物理的な距離を取り、授業や学校行事、部活動などが制限されたことが影響したと考えられているのですが、一方、小中高と特別支援学校のいじめの認知件数は51万7,163件、15.6%の減、深刻ないじめである重大事態も514件、28.9%の減で7年ぶりに減少とあります。しかしそのような中、パソコンや携帯電話などの中傷や嫌がらせ、いわゆるネットいじめというのが1万8,870件、前年度よりも946件、5%の増加で過去最多となっております。 このように、いじめの場所というのが目の前の相手ではなくネット現場となり、誰か分からないような匿名はともすれば誹謗中傷の書き込みなどはどんどんエスカレートしていくと思います。実際、手を出して傷つけて命を奪っていなくても、ネットのいじめが原因で自殺に追い込んでしまえば、それは犯罪です。私は殺人だと言っても過言ではないと思っております。書き込む側は、おもしろおかしく、軽い気持ちで書いているのかもしれません。また、自分のストレス発散の場所にしているのかもしれませんが、それが拡散され、不特定多数が閲覧できるともなれば、書かれたほうは苦しみに耐えかねて死を選んでしまうという人もいるでしょう。 本市では、学習用デジタル端末を自宅に持ち帰り使用したというのは、1学校の2週間、学級閉鎖が必要となった児童たちで、その間も特に問題なく活用できたということをお伺いしております。しかし、このような社会状況の中、情報モラル教育というのは重要不可欠であると考えます。これは本当にしっかりと生徒に理解させないといけない教育です。 先日、2日の日に熊野川中学校において情報モラル講座が開催されておりました。このような取組というのは非常によい取組だと思います。ほかの学校でも開催されたのでしょうか。また、ほかにはどのような指導、取組というのを行っていただいていますでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  他校におきましても年間指導計画の下、外部講師を招聘したり、ICTに堪能な教員が情報モラルに特化し授業を行ったりと、様々な取組を行っているところです。また、その対象につきましても児童生徒だけではなくて、教職員であったりとか保護者を対象にしたというものもございます。 内容につきましては多岐にわたっておりますが、例えば学校で端末を使うに当たって気をつけることというような基礎的なところから、児童生徒の使用頻度が高いSNS使用の中でのトラブルであったりとか、そういう使用の落とし穴、またネット依存の現状などについても学んでおるところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 保護者が学んでいただいているというのはすごくいいと思うんですけれども、その保護者と児童が一緒に学ぶという機会もありますか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  全校ではございませんが、一部の学校でそのような取組もしております。 ◆7番(濱田雅美君)  できれば、保護者と児童が一緒に学ぶという機会を増やしていただければいいと思うんです。家に帰って共通の話題にもなりますし、また一緒のことを共有しておけば、家庭内で話し合うということもできると思いますので、よろしくお願いします。 11月4日から29日まで、子供・若者育成支援強調月間と定め、県はインターネット上のトラブルから子供たちを守るためにネットパトロールを行い、各市町村、教育委員会と学校が情報共有しているとあります。この取組で、いじめ防止や事故防止につながった事例というのはあるのでしょうか。個人情報など差し支えのない範囲で構いませんので教えていただけますか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  ネットパトロールにつきましては、和歌山県が実施しております。青少年に関する有害情報の中で、学校に関係のある事象、それにつきましては県の教育委員会を通じまして、市町村の教育委員会にも情報提供がございます。市の教育委員会としても、その情報を当該校に伝えまして、生徒指導として対応をしておるところです。 これまでの事例でございますが、いじめであったりとかそういうつながりそうな、大きな事象の提供というのは今のところございません。ただ、例えば自転車の2人乗りの画像をSNSにアップしていたりとか、不適切な場所で写真を撮ったりとか、アイドルグループの画像をネットへ無断掲載しているとかそういうような情報提供があり、各校で対応しておるところです。 たくさんの目で子供たちの健全な成長を見守るという観点からも大切な仕組みではないかというふうに考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  たくさんの目で子供たちを見守っていただいているというのはすごくうれしくて、子供たちを見守ることができるというすごいいい取組だと思うので、継続していただきたいと思います。その継続の中でまた、そういう問題がどんどん少なくなっていくということも考えられますので、今後ともよろしくお願いいたします。 子供たちのコミュニケーションと成長に関連して、前回提言いたしました透明マスクの導入について再度お尋ねいたします。 学校の新しい生活様式は、新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドラインの考え方に基づき、学校の衛生管理に関する具体的な事項について、学校の参考になるように作成したマニュアルであります。今回、2021年11月時点での最新の知見に基づき、一部の内容を見直したとありました。その中で、表情や口の動きが見えつつ鼻や口元が覆われる透明マスクの活用、マスクの素材などによって効果に違いがあり、不織布マスクが最も高い効果を持つことなども追記しているとあります。 前回の一般質問において、透明マスクの導入を提言いたしましたが、その際に、コロナ禍の中のコミュニケーションの在り方の変化やマスク生活が子供たちの発育に与える影響を懸念していることについて申し述べました。聴覚障害の方々は、コミュニケーションを取るときには重要なのは口話です。口ですよね。つまり、発話者の顔全体、表情や口元から彼らの発言内容を理解することで、全てとは言わないまでも何とか理解していると言われております。難聴者がコミュニケーションを円滑に取るためには、聞こえる人たちと同じ情報量が入ってくるように、それぞれに合った配慮が必要となります。教育現場では、聞こえない人も聞こえる人と同様、それ以上に情報提供が必要であります。子供たち誰一人置き去りにしないように、また先ほども申し上げましたように、子供の発育に支障のないように、教育現場、保育現場での透明マスクの導入を再度御検討いただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  改定されたばかりの新しい学校の生活様式にも透明マスクの活用について、議員おっしゃられるように参考として紹介されておるところです。先日の校長会を通じまして、学校のほうにも伝えておるところです。これまでにも、例えばプール指導の際に、必要に応じてマウスシールドを使っていたりとか、外国語活動の中で口元が見えるようなマスクを使用していたという経緯もあります。 ただ、コロナの感染予防が強く言われる中で、だんだん使われなくなっていったというような経緯もございます。マスク着用の一番の意義は、感染防止という部分でございますので、不織布マスクの防止効果の部分と透明なマスクの教育的効果の兼ね合いを考慮しながら、これまでどおり学校ごとに対応していくことになろうかなというふうに考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  もちろん、コロナに対しては感染対策というのが一番重要不可欠であると思います。ただ、透明マスクも今申し上げたように、鼻と口元がしっかりと覆われるものも今はあります。感染対策をしっかり行った上で、必要に応じて、透明マスクを活用していただいて、マスク生活というのが子供たちの成長の妨げにならないような教育現場であってほしいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ネットいじめのみならず、学校内での信じ難い殺傷事件も後を絶たずに起きています。11月24日に起きた、中学3年生が校内で刺され死亡した事件も記憶に新しく残っております。情報モラルも重要です。それに併せ、命の大切さを考える授業や取組も今後増やしていく必要があるのではないかと考えます。一度なくした命は取り戻せません。自分の命と周りの人の命、命がどれだけ大切なものか、かけがえのないものかを幼い頃からしっかりと教えていくということが重要であり、それは教育現場であり、家庭や地域の大人に課せられた義務であると考えます。教育現場においては、年間のカリキュラムも決まっていると思いますが、新宮市で育つ子供たちが、しっかりと自分のことも周りのことも大切にできる大人に育つ教育が重要であると考えますが、教育長はこの点についてどのようにお考えでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  命を大切にし、命を強くする教育ということをよく、我々、学んだことがあります。学校の中において、まずそういったことを前提にして教育活動を展開するべきだろうということであります。 今、議員からは情報モラル等青少年の健全育成と、それに伴う子供の育ちについて御意見をいただきました。私は、子供たちが地域の中でも学校でも、そして家庭でも自分自身が大切にされている、そういったことを日々実感されてこそ初めて他の人も大切にしていこうという、大切にしていかなければならないという、そういった意識が養われていく、そういうものだと考えております。その意味でも、議員から御提案をいただきましたカリキュラムの中で学習することの大切さ、そして日々の生活の中で集団で関わり合うことで、人間的な成長が導かれていくことの大切さ、そういったことを実感させていくことが重要ではないかというふうに考えてございます。子供たちの健やかな成長を願い、学校現場とも共有できるよう努力してまいります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 そうですね、自分を大切にしてもらっている、大切に愛してもらっていると思えるということが本当に大切だと思います。そして、そこからまた自分も周りの人を大切にできる、愛する、本当にそこ、一番人として勉強、本当にこれもできるに限ったことはない。本当に勉強も大切ですし、学習面もしっかりと習得してもらわないといけないと思うんですけれども、それと同じように、やはり今、教育長が言っていただいていた自分を大切にしてもらっているという思い、そして大切にできる人になっていただきたいと思いますので、今後ともどうぞ新宮市における教育に御尽力いただきますよう、よろしくお願いいたします。 以上で、この項目を終わらせていただきます。 ○副議長(東原伸也君)  質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後2時02分--------------------------------------- △再開 午後2時14分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) 休憩前に引き続き、一般質問を続けさせていただきます。 次に、高齢ドライバーへの取組についてお伺いいたします。 以前、何度か一般質問で取り上げさせていただきました、免許証返納の際の支援策と、アクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置に補助金制度の構築について、再度確認と提言をさせていただきます。 交通弱者に関しましては、ドア・ツー・ドアやデマンドタクシーの提言も過去に何度か行い、公共交通機関の整備に対しても、同僚議員と共に先進地への視察や当局への提言を繰り返し、ようやく現在、熊野川町内にてデマンドタクシーが活用されております。担当課の大変な御尽力に感謝申し上げます。 今後は、高田地区の編成が行われると思いますが、高田地区、その後、旧市内の編成に至るまで、どの程度の期間を予定していますでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  企画調整課、下よりお答えさせていただきます。 現在、高田地域の再編に着手しておりまして、令和4年10月を目標に、地域住民や交通事業者などとの協議を進めております。高田再編後に旧市内に着手の予定ではございますが、旧市内の公共交通の利便性向上についても並行して国や交通事業者とも協議を行ってございますので、可及的速やかに進めてまいりたいと思います。 しかしながら、それぞれの地域事情が異なることから、調整事項も多く、時間を要する現状は御理解いただきたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  やはりまだ、旧市内に至るまでというのは、もう少し時間がかかるということですね。当初から、その点というのは議会側も理解しておりましたし、私も理解しております。今の御答弁の中で、高田地区の再編成と併せて旧市内の公共交通に関しても並行して協議をしていただいているということは大変うれしく思います。やはり何とか少しでも早く編成を終えていただいて、市民の方に利便性を届けていただきたいと重ねてお願いしておきます。 あくまでもこの編成というのは公共交通でありますから、どうしてもバス停までの距離や時間、あと不便を解消できない方というのも少なくはないと考えます。そこで、自家用有償旅客運送制度というのに関してお尋ねさせていただきます。 市町村が運営する市町村運営有償運送と、NPOなど非営利団体が運営し、地域住民の生活に必要な移動手段を確保する公共交通空白地有償運送の制度、本市にはこのような取組はありますでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  本市におきまして、公共交通空白地有償運送など、自家用有償旅客運送を行っている事業者は市も含めてございません。自家用有償旅客運送につきましては、バス、タクシー事業者等のサービス提供が困難な地域において移動手段を確保するものでありますが、複数の路線バスやタクシーが運行している本市の状況を考えると、まずはそれら既存交通の活用や利便性の向上を図っていくべきものだと考えております。 また、このことにつきましては、国土交通省も、自家用有償旅客運送の基本的な考え方として述べられてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  やはり新宮市においては、この取組というのは、民間であったり、あとバス、タクシーがあるので、制度設定というのは困難であるというのは今の御説明で明確です。ただ、本当にないところにはないんですよね、新宮市、旧市内においても。ですので、その小さな空白地ということに何らかの手だてというのをしていく必要があるかと思うんですけれども、これもすごく困難課題の一つになると思いますが、今後また、いろいろなよい手段があれば教えていただきたいと思いますのでお願いしておきます。 令和3年10月末現在、本市における65歳以上の運転免許保有者の数は、65歳から69歳が2,117人中1,812人、86%。70歳から74歳が2,566人中1,934人、75%。75歳から79歳が1,836人中1,052人、57%。80歳以上が3,876人中904人、23%となっております。この65歳以上1万395人中5,702人、55%が運転免許証保有者となっております。この65歳以上の約9割近くが運転免許保有者であるということからも、この地域、本市はやはり生活に車が欠かせない必需品であるということを物語っていると思います。車がないといかに不便であるかという数字の表れではないかと思います。80歳以上になると、23%と低い数字と思われますが、904人というと1,000人近い数字となります。75歳から79歳までの運転免許保有者は57%と半数以上の方が返納はせずに運転をしていると考えられます。 高齢者の悲惨な事故の報道の多くは、75歳以上のドライバーによるものです。しかし、運転免許証を失うことで一気に生活の利便性が下がるということは言うまでもありません。運転免許証返納が高齢者のひきこもりであったり、孤立の引き金になるということもあります。結果、健康を損なうことになり、記憶力の低下、運動機能の低下ということにもつながるおそれも大いにありますので、運転免許証返納を促すのであれば、併せて生活の利便性を下げないという施策も同時に行うべきであります。また、運転が楽しみという方であれば、運転以外の楽しみを一緒に見つけてあげることも必要であります。 新聞記事に、運転免許証を返納された父と娘の話が掲載されておりました。お父様は、楽しみの一つなので、運転免許証を返納するということは嫌だということで拒んだのですが、娘が、行きたいところがあれば、私がどこにでも連れていってあげるから、とにかく何事もないうちに免許証を返納してほしいという説得に応じて、お父様は免許証を返納されました。そして、約束どおり、娘さんはお父さんを毎週助手席に乗せていろんなところに連れていって、一緒に時間を過ごしました。そういうときが2年続き、2年後にお父様は他界されました。そのときに、お父様が一言、楽しかったという言葉を残していただけたそうです。娘も、2年間、父が助手席で楽しい話をしてくれた笑顔というのを忘れないということで、やはり免許証の返納という一つのマイナスのところには、その裏に、プラスにできる楽しい時間もつくる工夫ができるということもあるので、考え方を変えると、そういうことにもつながるというような内容でした。 こういう話を目にすると、やはり免許証の返納もマイナスなことばかりではないのかなと思いますし、かけがえのない親子の時間というのをつくれたんだなと思いました。 高齢ドライバーによる事故さえなくなればいいという施策であってはならないと思います。現実を考えずに、運転免許証を返納したほうがいいと一方的に一言で片づけられる問題でもありません。運転免許証を返納してよかったと思える支援策の構築が必要であると考えます。 近隣自治体の運転免許証返納時における支援策というのを御紹介させていただきます。 近隣の那智勝浦町におきましては、70歳以上の方、住民税が非課税の方を対象に、タクシー及びバスで使用できる助成券3,000円を配布。太地町におきましては、65歳以上の方が運転経歴証明書の提示でコミュニティバスの利用料が100円が半額、75歳以上の方はコミュニティバスの利用料が無料。北山村におきましては、運転経歴証明書の所持者に対して、有償運送サービス運賃の3分の1を村が助成という取組を行っております。公共交通にはシニアパスを発行している自治体も多く見られます。タクシーやバスの補助制度があれば、通院や買物に外に出るきっかけもなくさず、生活に不便を感じることが少なくて済むのではないでしょうか。また、買物の際、食材宅配サービスの利用料金の補助などもあれば、お米やトイレットペーパーなどの重いもの、かさばるものを自分で運ばなくてもよく、気軽に買物にも出かけられると思います。 自動車運転免許証を身分証明書代わりに使っている場合には、自主返納してから5年以内なら、運転経歴証明書が交付され、運転免許証に代わる公的な本人確認書類として利用することができるということも広報していくことも必要であると思います。お体に不自由のある方や介護認定のある方には支援体制が構築されておりますが、この運転免許証を返納したことによる交通弱者となった方々への支援というのはいまだ構築されておりません。 参考に、バス初乗り場から1.6キロまで150円、タクシーの初乗り運賃は1.2キロまで580円です。そこで、那智勝浦町を参考にして、これはもう本当に例えとしてお聞きいただきたいのですが、例えば75歳以上の高齢ドライバーの方1,956名全員に3,000円の助成券を交付したとして、586万8,000円となり、5,000円の助成券なら978万円となります。この金額なら、何とか予算化できるのではないかと考えます。そこに非課税などの条件をつければ、さらに予算額は減少しますし、支援策ではありますが、結果、高齢者とその家族、被害者と加害者を生み出さない政策、命を守るための政策として効果は大きいと思います。 令和元年6月、議会の一般質問において、担当課より、免許証の返納の支援策、当然していかないといけないと十分考えている。調査が必要との御答弁をいただいております。ぜひ引き続き、運転免許証の返納の際の支援というのを調査研究していただき、早期に実現していただきますようお願いいたします。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  健康長寿課、中上から答弁いたします。 議員御意見のとおり、運転免許証の返納によりまして交通弱者となった方々への支援策は構築されていない状況であります。議員からの近隣町村の参考例を踏まえ、高齢者による悲惨な事故をなくし、被害者、加害者を生み出さない社会の構築が必要と思っております。今後も関係各課と連携しながら検討してまいりたいと、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。ぜひ前向きに早期に設定していただきますようお願いいたします。 次に、これも私何度か提言しております。アクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置をつけるための費用の補助について。これは、令和元年6月議会の一般質問において、東京都では費用の9割を補助する方針で、自己負担が数千円程度であることを紹介させていただいています。ペダル踏み間違い加速抑制システムというのは、ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルを強く踏み込んでしまったとき、加速を抑えたり警告を発することで衝突被害の軽減を支援するもの、最近の新車購入時に装着されていない車では、後づけで装着する必要がある。国土交通省の調査では、ペダル踏み間違い時加速抑制システムの新車への装着率、これは2017年では65.2%を超えているとあります。金額も様々なんですけれども、大体平均5万円前後であると考えております。 先ほどの免許保有者から例えて75歳以上に制限なしで上限3万円を補助したとしたら5,868万円ですが、これに2分の1の補助、また上限3万円などとして、さらに非課税などの条件をつけていけば、予算的に軽減もされます。同僚議員からもドライブレコーダー取付補助金の提言がありましたが、同時に、これと同様、ペダル踏み間違い加速抑制システムというのも必要な施策であると考えますので、ぜひ引き続き御検討をお願いしておきます。ずっと担当課では検討していただいているということを確認させていただいていますので、ここで御答弁をいただくのは控えますけれども、ぜひ今後も継続して御検討いただきますようお願いいたします。 このアクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置をつけるための費用の補助については、以前より提言していましたが、今回、さらに強くこの施策を提言させていただこうと思ったのには、11月20日に王子公民分館主催の「生命(いのち)のメッセージ展」にて講演「生命(いのち)を越すものはない」を聴講させていただいたからです。会場には、理不尽に命を失った方々のオブジェ、メッセンジャーが来場者に命の尊さと重さを訴えていました。講演者の先生御自身も、最愛の息子さんを交通事故で亡くされた御遺族の方でした。当事者だからこそのその声を伝え、もう誰にもこのようなつらい思いを経験してほしくないということで活動されております。被害者も加害者も生み出さない社会の実現を目指して、亡き息子と共に、息子に叱られないように生きている。息子さんを亡くされてから10年間は自分も生きてはいなかった。外に出ることも、変わりゆく季節を全く感じることもなかった。被害者になるということがどのようなことなのか、自分が当事者になって初めて分かった。それは人ごとではない、いつ自分が被害者になるか、加害者になるか分からない。被害者を生み出さないためには、自分は加害者にならないという強い決意を持つこと。被害者も加害者もなくすことが私たちの願いである。決して不可能じゃないと強くお話ししてくださいました。この講演の来場者の方々の感想というのは、どれも感慨深いものばかりでした。帰り際に、私に、僕も免許証返そうと思うわ、ありがとうねと一声かけてくださった男性の方がいらっしゃいました。誰でも自分がその立場にならないと分からないことは多くあります。目で見て耳で聞くよりも、心で受け止めたときに感じたときに、人は変わるんだと感じました。 このNPO法人の活動は、決して加害者を責めるためのものではなく、残された家族は孤立しているが、ここでつながることで光が見えてくる。1人じゃないと思えることが歩き出せる一歩となると思う。そのような話の中で、被害者家族を守ってくれる法律が少ないこと、当事者の声が反映されていないこと、様々のことを教えていただきました。 また、犯罪被害者等支援条例の制定について、全国では県の犯罪被害者等支援条例と同様のものが47都道府県で制定されており、近畿圏では、京都府、奈良県、滋賀県の市町村が100%、兵庫県の市町村が98%に対し、和歌山県内では、和歌山市、上富田町、九度山町、有田川町、太地町、那智勝浦町、紀美野町、湯浅町の8市町村で制定されているとのことです。和歌山県と大阪府が大変遅れている状況であること、国が制定した犯罪被害者等基本法はあるが、なかなか手が届かず、そこには当事者の思いや声が反映されていないとおっしゃっておりました。各自治体での条例の制定は、ある日突然被害者となった人たちの救いとなる。制定があるのとないのとでは、被害者にとって大きな差が生まれるとのことです。条例が役立つことがないことが一番望ましいのですが、被害者が2次被害を受けないためにも、道に迷うことなく進んでいくためにも条例の制定が必要だと考えます。条例の制定があれば、県ともつながります。制定によって、行政と人が働きかけてくれます。本市もいまだ条例制定には至っておりませんが、被害者の思いと声を反映した新宮市における条例の制定というのを御検討いただきたいと思います。 市長のモットーである「市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちづくり」の一助になるとも考えます。市長、条例の制定についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  犯罪被害者は、被害によって傷つけられるだけではなくて、事件が解決した後も、なお様々な問題を抱えることとなります。犯罪被害者等支援条例制定につきましては、被害者に寄り添った支援、安全で安心に暮らせる社会実現のため取り組んでいかなければならないというふうに思います。この制定については、担当課に調査研究を進めるよう指示をしたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。ぜひ、調査研究していただきたいと思います。 また、この調査研究していただくときに、ぜひ条例の制定を前向きにされるときには、当事者の声というか、当事者にとって本当に何が必要なのかということをしっかりと調査していただいて、当事者、被害者のためになる条例というのを、被害者の役に立つ、被害者に本当に必要なものが制定されているという条例を制定していただきたいと思います。 すみません、一つ私、健康長寿課のほうに御答弁いただきたいことがあるんですけれども、先ほど、運転免許証返納の際の支援を調査研究していただいて、早期に構築していただきたいということで、令和元年6月議会の一般質問においていただいたことなんですけれども、先ほど御答弁、私いただきましたか。検討していっていただくという答弁をいただいたということでよろしいんですね。すみません。申し訳ございません。よろしくお願いしておきます。 今、市長にも条例の制定について前向きに検討していただけるという御答弁をいただきました。ありがとうございました。 この「生命(いのち)を越すものはない」講演者のNPO法人KENTO代表の児島早苗さんの言葉に、朝起きて1日を普通に過ごせることは奇跡です。ありがとう、ごめんねが言えるのは、自分自身が生きているから。言う相手が生きているから。先延ばしせず、今日大切な人に伝えてくださいというメッセージをいただいております。私はこのメッセージを皆さんに送らせていただきたいと思います。そして、今回の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございます。 ○副議長(東原伸也君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △三栗章史君 ○副議長(東原伸也君)  6番、三栗議員。 ◆6番(三栗章史君) (質問席) 通告表に従って一般質問をさせていただきます。 まず、新宮市営墓地の現状と対策ということで、私も毎月、南谷にあるお墓へは参りに行っているんですけれども、そんな中、やはりお墓の雰囲気というんですか、見た感じも少しずつ変わりつつあるなと思いながら見てもおりますし、市民の方からの御要望が、お墓に対して結構多いというのも実感しております。 これまで、お墓は代々引き続き管理されていくものという考え方が一般的でしたが、近年、少子高齢化や生活スタイルの変化などにより、永代供養をするなど、先祖代々引き継ぐお墓を持たないスタイルを選択する方々が増える傾向にあると報道等で耳にしております。 都市部では、墓不足が深刻化する中、マンション型のお墓とも言われる自動搬送式納骨堂等、新しいお墓のスタイルへと形態が変化しております。また、墓地の管理する親族が途絶えるなどして無縁化になってしまう区画が増えていることも全国的な課題として認識されるようになってきております。これまで公営墓地の応募倍率が高くなり、希望する墓地にお墓を建てられない墓地不足が深刻な状況にあったように記憶しておりますが、現在の新宮市の市営墓地の現状についてお伺いいたします。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁させていただきます。 市内に10か所の中に約8,900基の墓地がございます。最も大きい墓地というのが南谷墓地でありまして、そこは3,800基となってございます。 ◆6番(三栗章史君)  8,900基ですか。かなり多くの墓地を市で管理されている状況ですが、4割近くを南谷墓地が占めているということですね。 管理されずに放棄された無縁墓地については当局としては把握をされておられますでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  全体で約1,000基を把握してございます。 ◆6番(三栗章史君)  結局このような無縁化した墓地が管理されずに、雑草が生い茂り、隣接する墓地にも影響が出てくるということですね。私も先ほど言いましたように、景色が変わってきたいうのは、そういうようなところが増えてきているなというふうに思いますが、どうでしょうか。 私も、市民の方から、墓地や山道の雑草についての相談を受け、生活環境課にお願いするのですが、このような相談や苦情の声はございますか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  多くの墓地を管理しておりますので、いろんな御相談、苦情、寄せられております。特に、南谷とか、一つの大きな山を削って墓地が点在しているような、そんな状況でございます。立木であるとか雑草処理、参道整備、あと土砂の撤去等、様々な御相談をいただいているところでございます。 課題となっております草刈り等に関しましては、速やかに対応できるように、本年度より会計年度任用職員さんを2名採用させていただきまして、適正な維持管理に努めているところでございます。 また、大規模な整備や修繕、こういうのが必要な場合は、優先順位をつけまして、計画的に予算の範囲内で対応させていただいているところでございます。 ◆6番(三栗章史君)  適正な維持管理のため、また利用者の安全確保のため、職員を増強いただき、計画的に進めていただいておりますことには感謝しております。せんだっても御高齢の方なんですけれども、お墓に行くのに、かなり山の上のほうにあって、階段に手すりがなくて怖いんやというような、若いときでしたら普通に行けたんでしょうけれども、やはり最近怖いんやということで、そういうようなお声があって、修繕していただいたりというようなこともありました。まだ今でも、そういうような必要な箇所、何か所も見受けられるんですけれども、今後も引き続き対応のほうよろしくお願いしたいと思います。 無縁化している墓地について、今後、市の対応はどのようにお考えかお聞かせください。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  管理が行き届かず、雑草が生い茂り、荒れ果ててしまった墓地、そういった名義変更等の手続が行われていなかったり、あと承継者不在により無縁となってしまっているなど、現在の使用者が登録者と異なっていると思われる区画がございます。条例において、使用者が10年以上不明で、親族及び縁故者がいないと認められるときは、使用権が消滅し、無縁墳墓として処理することができるというふうにされております。直近の取組では、本年の2月に20区画、無縁墳墓改葬を官報に掲載させていただきまして、立札を設置し、1年間の期間を設け、その間に申入れがなければ無縁墳墓として処理する予定で、計画的な整備に努めてまいります。 また、この状況を解消するために、担当課として担当者のほうでも情報収集を進めて、使用者に承継や返還手続の依頼をするなど取り組んでいるところでございます。 ◆6番(三栗章史君)  これ大変な作業ですけれども、計画的に無縁墓地解消に向けた取組を続けていただきますようにお願いしておきます。 また、お墓の名義変更なんですけれども、実はお恥ずかしい話ですけれども、うちも父親が10年前に亡くなったときに名義がそのままでありまして、知らなくて慌てて名義変更したというふうなこともございました。名義変更などはどのようなタイミングで行いますか。また、その手続はどのような方法を取られているのでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  議員おっしゃられるように、結構この手続をお忘れになられている方が多数ございます。手続としましては、名義変更につきまして、原則として使用名義人が亡くなられた、そのときに行っていただく必要がございます。名義変更が行われていない場合、子供とか孫、ひ孫、代が替わるほど必要となる書類が複雑になってしまいますので、早めの手続をお願いしたいと思います。 なお、手続に関しましては、状況に応じて必要となる書類が変わってまいりますので、生活環境課のほうへお問い合わせいただければ、丁寧な対応をさせていただこうと思っておりますので、気兼ねなくお問い合わせいただければと思います。 ◆6番(三栗章史君)  こういったことというのは、なかなか、例えば亡くなられたときでも気づかずになってしまうことって結構あると思うんですね。そうですので、やっぱりそこら辺の告知ですか、普段からやはりある程度していただいて、名義変更にいろんな手間がかからないうちにできるように心がけてあげてほしいと思いますのでよろしくお願いいたします。 先日、広報で墓地の募集記事を見ましたけれども、墓地の募集件数に対する申込み状況を教えてください。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  令和3年11月に27区画の募集を行いまして、9名の申込みがございました。抽せんとなった区画もありますので、抽せん会終了後、残りの区画については、今後受付を実施してまいりたいと思っております。 ◆6番(三栗章史君)  新規墓地27区画に対して9名ということで、約3割にとどまっている状況で、以前のような墓地不足の状況ではなく、むしろ減少しているということですね。 墓地の返還状況はどのようになっていますか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  昨年度の返還数は82区画で、令和3年度は、既にもう11月末現在で84区画となってございます。永代供養するなど、墓地を返還する方が年々増加傾向にあるように思われます。 ◆6番(三栗章史君)  新宮市においては、墓地不足というよりは返還墓地が増えているようですが、どのような原因が推測されますか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  高齢化や核家族化といった家族形態の変化、それから承継者がいない、定期的な管理をしていかなければならないことを負担に思っていられる方、また今後いなくなるかもしれない、負担をかけたくないといった、承継に不安を持っている方が多く、永代供養施設等への納骨など、先祖代々引き継ぐお墓を持たない、こういった選択をされる方が増えてきているのかなというふうに推測しております。 ◆6番(三栗章史君)  確かに、全国的な流れ同様、少子高齢化や生活スタイルの変化などで、先祖代々引き継ぐお墓を持たないというスタイルを選択する方が増えている傾向にあるようですね。 市内10か所、約8,900基の墓地を管理する生活環境課には様々な対応を求められる、大変御苦労されていると思いますが、墓地は市民生活にとって必要不可欠なものであります。そこで、今お答えいただいたように、墓地がだんだん減ってきているという中で、将来的に少子高齢化がこのまま進みましたら、墓地の数も減ってくるということで、南谷とか大浜の墓地なんかも、人のお墓を通っていかんと自分のお墓へ行けないとかいうような現状もございますし、ある程度大胆なというか、ちゃんとした整理というんですか、墓地の。そういうのも、今後減っていくという仮定の下で、考えていただくということは今のところございますでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  議員おっしゃるように、特に大浜墓地であるとか南谷といったところは参道が限られているような状況がございます。今、返還された墓地とか、空き墓地、そういったところを計画的に歩行スペースにする、そういった参道整備に向けてちょっと取っておいて、計画的に整備していくような計画を持って今取り組んでいるところでございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。 本当にこれお墓参りされている方を見ますと、高齢の方がお花とバケツを持って、狭い急な階段を上られているのを見ると、本当に危険やなとつくづく思います。少しでもそういう危険が減るように、しっかりとした計画を持って利用していっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。お墓についてはこれで終わらせていただきます。 続きまして、野良猫対策について。 私の知り合いが、たまたま捨て猫とかを預かってきて、里親探しをしたり、ボランティアでされている方がおりまして、いろいろそういうお話も聞きますし、これも、お墓の話と同じように、最近、市民の方からよく言われるのが、この野良猫問題をよく御相談を受けるんですけれども、新宮市において、野良猫についての苦情や相談はあるんでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  引き続き、生活環境課、竹田より答弁させていただきます。 猫、動物に関する感情といいますのは人それぞれ違いますので、様々な御相談をいただいております。野良猫による近隣住民への鳴き声、ふん、尿などの被害、また、かわいそう、どうにかして助けてやりたいといった様々な相談はございます。 ◆6番(三栗章史君)  そうだと思います。そんな中で、市として野良猫対策というのは何かされておるんでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  保健所と連携しまして、県が実施しております地域猫対策を推進して、長期的に減らしていくという取組を行っているところでございます。 ◆6番(三栗章史君)  実際に、昨日もちょっとお電話がありまして、その方も地域猫対策をしているんやということで、そんな中でお話ちょっと聞いたんですけれども、その地域猫対策について少し御説明をお願いできますでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  地域猫対策は、猫を不要なものとして排除するのではなく、今いる野良猫と上手に付き合いながら、その数と、あと、ふんとか尿などの被害を減らしていくという方法を考案された和歌山県がこの方針を推進しております。 地域猫対策の役割分担としましては、住民の皆様が実施主体となりまして、行政が地域猫対策実施に伴う諸手続、またアドバイス、調整役となります。地域猫対策の認定を受けた後は、捕獲おりの貸出し、それから不妊・去勢手術などを受けることができるようになります。地域猫対策を実施していただく方には、餌やりをする場所の管理、それからトイレの設置管理などを行い、他の野良猫を来ないようにするような対策、ふんや尿被害の防止の対策を取っていただく形になります。 なお、地域猫対策に基づき、不妊・去勢手術を行った猫は、耳をV字にカットして、ほかの猫と区別できるようになっております。 ◆6番(三栗章史君)  その方も地域猫ということでおりを預かっているというふうにお聞きしておりました。そんな中で、今言われたように、まず餌づけをして、そこへ来てもらうようにして最終的におりの中へ入れてということらしいんですけれども、その方は、餌づけしていたら、御近所の人から、あの人餌づけしやると逆にちょっと変な目で見られて物すごいつらい思いしやるんやというようなお話もありました。 もう一人、私の同級生の方なんですけれども、女性の方なんですけれども、その方も一応おりをもらってしているんですけれども、なかなか私、猫をよう捕まえんよと、おりの中へもなかなか入ってこんしということで、大変苦労されておるみたいです。最初に言われた方も餌づけしているけれども、まだおりへ入れるところまではいっていないと。なかなかようしませんと。おりへ入ったとしてもノミとかダニとかがあって、それを捕まえるのが怖いとか、手をかかれたりするとかいうような不安もあります。そこら辺のところを逆に行政のほうで、ここではなしに、ここでも結構なんですけれども、おりを設置する体制も、もう少し市民の方にお任せするんじゃなしに、行政も一緒になってお手伝いするようなことというのはなかなか難しいんでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  今、制度の説明をさせていただいた中でも、行政は調整役という形で、いろんなところで携わっていかせていただいておりますので、実施者とじっくり協議をして、できる範囲のサポートというのは保健所と連携してさせていただきたいと思っております。 ◆6番(三栗章史君)  本当に、最初説明を聞いて、こうこうやよということで地域猫をやり出したらしいですけれども、いざ実際捕まえる段階になると、なかなか、結局はその方が主体になってせなあかんようになって、なかなかよう捕まえんというようなお話でした。 それともう一つは、最終的にはやっぱり今の御時世ですから、殺処分というのはもうタブーでございますし、動物愛護の立場からしても殺すべきでないと私も思っております。どうすれば野良猫がなくなるのかというと、やはり去勢手術をしていくしかないと思っております。中には、自費で野良猫の去勢手術をされる方もおられます。そういった方に負担をかけるんじゃなしに、そしてやっぱり猫は一度に3匹、4匹と産みますので、なかなか個人でやっていって間に合うものでもないと思いますので、やっぱり根本的に、そういう去勢手術に関する費用的なものも、やはり行政のほうがもっとバックアップしてもらう。これ県の保健所との話もあるんで、生活環境課にまで言うのもなかなか難しいんですけれども、そこら辺をもっと積極的に、本当に野良猫をなくすんであれば去勢手術するのが一番ではないかなと思いますので、その辺もっと協議していただきたいなと思うんですけれども、いかがですか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  議員おっしゃることはよく分かります。現状、市内に限られた動物病院しかございませんで、保健所管内での調整というのも必要となってきますので、県とも十分連携して、様々な取組事例も参考にしながら、今後取り組んでまいりたいと思います。 ◆6番(三栗章史君)  それと、もう一点ごめんなさい。こういう地域猫じゃなしに、普通に餌づけしてしまっている方もどうもおられるようです。猫がかわいそうやからということでされているみたいなんですけれども、そういうのもやめていただけるように、もっと市内で周知徹底していただきたい、餌づけに関しては。そこら辺も併せてお願いしたいと思います。これは保健所との関わりとなりますし、去勢手術するとなると、金銭部分だけじゃなしに、してもらえる病院等の関係もあると思いますけれども、やはりそうせん限り野良猫というのはなくならないと思いますので、どうぞひとつ前向きに捉えていただいて、積極的に保健所ともお話ししていただいて進めていただきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。 この項はこれで終わらせていただきます。 ○副議長(東原伸也君)  質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後3時06分--------------------------------------- △再開 午後3時18分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 6番、三栗議員。 ◆6番(三栗章史君) (質問席) 続きまして、市長の選挙公約について御質問させていただきます。 この10月に市長選が行われまして、3名の方が立候補されました。その中で3名ともいろいろ公約を挙げて選挙戦に挑んでおられましたが、田岡市長がこのたび、市民の方から負託を受けて市長にということになっております。その中で挙げられた公約を少しお聞きしていきたいと思います。 田岡市長、こういうようなチラシですか、配られておられました。4期目に向けた田岡の約束ということで、エコ広場の常設から始まるごみの改革ということで、いつでも利用できるエコ広場を設置するというふうに書かれておりますが、これについて具体的にどういうふうになるのか、もしよければ教えていただきたいと思います。
    ◎市長(田岡実千年君)  今のエコ広場、決められた場所で決められた曜日に、決められた時間でしか持ち込められないというルールでありますが、なかなかそこに出しづらいという方々もおられまして、まずは1か所、市役所周辺、今の第4駐車場に設置したいなと思っております。平日の昼間でも資源物を持ち込めるということを新年度早々準備させていただきまして、新年度中に設置をしたいというふうに思ってございます。 ◆6番(三栗章史君)  仕事等でエコ広場に行けないという方もおられると思います。それと、忘れていたという人らもおられると思うんですけれども、これは常設ではなしに、曜日とか決められてあるものでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  基本的に常設エコ広場ということで、平日の朝から夕方まで、いつでも持ち込んでいただけるというふうなことを考えてございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。大変これは便利なことだと思います。助かると思います。ですけれども、場所が市役所の近くということで、ちょうど新宮旧市内においては中心的な場所になるんですけれども、やはり少し今後様子を見ていただいて、箇所等も三輪崎であったりとか、あと市内でももう少し、市役所よりもちょっと遠いところとか出てくるかと思われますので、様子を見ながら、今後増やしていっていただけるようにしていただければなと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  議員おっしゃるとおりでございます。 まず1か所、モデルケース的に第4駐車場に設置させていただいて、また実績も見ながら増やすべきであれば増やしていきたいと、そう思ってございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。大変助かる市民の方が多いと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 それと、エコ広場の常設、これはありがたいんですけれども、やはり先ほどから言っていますように、高齢化したこの地域におきましては、お年寄りの方がなかなか常設であっても行けないというような方がおられます。そういったとき、新宮市におきましては、ふれ愛収集というのがあると思いますけれども、ふれ愛収集について少し課長説明していただけますでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁させていただきます。 議員おっしゃられておりますふれ愛収集という事業がございます。これは排出困難な高齢者や障害者の世帯に対して事業を実施して、円滑に分別排出、それから住みやすい環境をつくるという目的で実施しております。家庭から出る資源ごみ、これをエコ広場に持参できない障害者及び高齢者の世帯に対して戸別収集を行っていく事業でございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。 エコ広場を廃止して全戸、戸別収集するという考えの方もおられたと思うんですけれども、それは物理的にもなかなか大変なことで、できれば大変結構かと思いますけれども、物理的には難しいのかなと僕も思っております。 そんな中で、やっぱりこれから高齢で、高齢でなくても体が不自由で出せない方も、事故や何かによって出てくるかと思いますので、その辺もう少し幅広くたくさんの方に申し込んでいただいて、受け入れられるような体制を整えていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  このふれ愛収集、住みやすいまちづくりという観点で大変重要な取組だと思っておりまして、引き続き、介護の必要な高齢者とか障害者の方々に幅広く利用していただけるようにしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。 ◆6番(三栗章史君)  ぜひともよろしくお願いいたします。 いつも言うことなんですけれども、せっかくこんなすばらしい制度があるのに、市民が知らないというのは大変もったいない話ですので、皆さんに周知していただけるように、そちらのほうも御努力のほうよろしくお願いいたします。エコ広場については以上で終わらせていただきます。 続きまして、小中学校の給食費無料化ということでお伺いいたします。 この給食費の無料化ということなんですけれども、これは完全無料化になるのか、それとも、2子めからというふうな形になるのか、そこら辺はお決まりなんでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  新年度予算編成においては、完全無料化の方向で今予算を組んでもらっているところでございます。 ◆6番(三栗章史君)  市長が訴えておりますように、子育てしやすい環境づくりということで、それに関しては大変いいのかなと思うんですけれども、予算的に完全無料化になると、かなりの金額になるのかなという心配もあるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  今、給食費、保護者と、あと教職員の方から負担をいただいてございます。その負担額が、収入が約8,000万円少しでございますが、教職員からは、そのうち1,000万円余り負担いただいております。そこの教職員の方々を無料にすることなく、保護者からのこの子育て支援という観点から、保護者の方々からの負担をゼロにするとなれば、年間約6,500万円の収入減ということになります。そこはいろいろやりくりしながら予算編成していきたいと、そういうふうに考えてございます。 ◆6番(三栗章史君)  少子化対策であり、子育て支援であり、大変これはこれからの新宮市にとっては大変大きな課題の部分になると思いますので、ぜひうまく実現させていただいて、負担が少しでも少なくなるようにやっていただきたいと思います。 ちなみに、実施は先ほど聞いたんですかね、いつからになるんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  新年度、4月から実施できるよう今準備を進めていきたいというふうに思っております。 ◆6番(三栗章史君)  ぜひともよろしくお願いいたします。 続きまして、聞こえないをなくすということで、高齢者・障害者を災害から守る、防災行政無線戸別受信機を配布というふうになっております。これは、私も当選2年前にいたしまして、一般質問で2回ほどさせていただきました。全戸というのではなく、必要なところへまずやっていくというのが僕はいいのかなと。というのは、私は携帯で登録しておりますので、携帯ですぐ入ってきますので、別に受信機は要らないかなというふうに思っております。全戸にするのは少しもったいないのかなと思うんですけれども、市長、その辺はどういうふうなお考えでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  まず、このことについては、戸別受信機の配布については、複数の多くの議員から提言、要望をいただいていることでありまして、何とか実現したいなと常々思っておりました。ただ、災害時に屋外のスピーカーから情報を取っていただくというのが基本だと思いますし、あと、議員もおっしゃってくださったメールとか、あと電話サービスとか、現在、そういったサービスで7,000人、8,000人の方がそのスピーカー以外から情報も受け取ってくださっております。そういう中で、スピーカーもほとんど聞こえない、またメール等で情報を取る手段がないという方もやはり少なからずといいますか、一定数おるというふうに考えております。そういった方、どうしても災害時情報を取れないという方に、今回、戸別受信機を配布させていただきたく思っておりまして、近々、高齢者・障害者を対象にアンケート調査をさせていただきまして、大まかな数を把握させていただいて、できれば新年度早々、そういった配布に取り組みたいというふうに思ってございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。確かに障害者の方であったり、高齢者の方というのは、避難するのに時間がかかってきます。やっぱり少しでも早く適切な情報を得るというのは、これ一番災害時において大切なことだと私も思っております。そんな中で、全戸に配布するんではなく、そういうことは必要であるというところに配布するということで理解いたしました。ぜひともこれも進めていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それと、ちょっとこれとは外れるんですけれども、このビラの中で、市長のやってきたことの中に安心・安全なまちづくりという部分が入っております。ここの中に入るのかなと思ってちょっと強引なんですけれども、一言述べさせていただきたいんですけれども、実は、ある市民の方からお話がありまして、JR新宮駅の券売機の件でちょっとお話をいただきました。 この方の知り合いの方が、新宮から東京へ行きたいと。そのときに名古屋まで行って、そこから新幹線の切符を買うんですけれども、その買い方がすごい難しかったと、その方にしましたら。なかなか買えずに乗り損ねるとこやったんやというふうなお話を聞きまして、私、早速JRの新宮駅へ行って見てきました。確かに、分からない方はこの受話器を使ってお話しくださいとか、電車の中で切符を買ってもらっても結構ですみたいなところ、いろいろ説明は書いてくれていました。それは間違いなくちゃんと書いていたんですけれども、なかなかこれぱっと見て、高齢の方なんかは特にそうですけれども、分かるのかなというふうな疑問を持たせていただきました。 それと、券売機が1台しかなくて、僕見ているときでも、これ観光客の方っぽかったんですけれども、やはりちょっと混雑をした、数人しかおらんのやけど混雑しているような状況でありました。それ気になりまして、観光協会のほうへも、そのままその足で向かいまして、そういうようなお話ありますかといったら、確かにちょっと分かりにくいんやということで苦情を言われる方がおられるというふうに言っておられました。その辺について、これ新宮市ではないんですけれども、相手はJRなんですけれども、市のほうからもっと丁寧な分かりやすい方法がないのかなと、検討してもらえないかなということをお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  企画調整課、下よりお答えさせていただきます。 議員おっしゃるとおり、本年5月19日をもちまして、みどりの窓口での切符販売の業務が終了してございます。翌日の5月20日より、券売機のみの購入となってございます。券売機につきましては、自身での操作のほか、モニターを通じてオペレーターが購入方法などを案内しながら利用できますが、販売機を利用する方には分かりづらい場合もございます。券売機導入後の状況等につきまして、一度JRと話をさせていただきたいというふうに考えてございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。無人と言われましても、駅には何名かの職員さんがおられるというふうにお聞きしておりますので、できればそういう顔出してあげていただいて、こうですよこうですよとサポートしていただければもっと違うんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺、やはり機械苦手という意識の方が結構おって、書いていても理解できない人も結構あると思うんですね。ぜひともそこら辺、JRのほうにお願いしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。この項は以上で終わらせていただきます。 続きまして、最後、文化複合施設の現状についてを御質問させていただきます。 10月3日に開館した丹鶴ホールですが、開館日以降、ホール、図書館ともに多くの来場者が来られていると聞いております。開館日以降、主なホールイベントと来場者数を教えてください。また、図書館の来場者数も教えていただけますでしょうか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  文化振興課、栗林から答弁させていただきます。 まず、主なホールイベントの来場者数ですが、10月3日に丹鶴ホール開館記念式典を開催し、議員の皆様をはじめ、来賓の方や近隣にお住まいの方に170名の御参加をいただきました。 また、同日夜に、大阪交響楽団による開館記念公演を開催いたしました。チケットは734席完売いたしております。 10月27日、28日の2日間、ここから実行委員会の主催事業である向井山朋子コンサート「KUMANO」が開催されました。こちらは客席を50%に制限して開催し、2日間で720席のチケットが売れました。 そして、10月30日から11月21日までの23日間、和歌山県で国民文化祭、紀の国わかやま文化祭2021が開催となり、本市では、10月31日の手話狂言を皮切りに、多種多様なイベントが開催されました。 本市主催の主なものといたしまして、11月3日、4日の両日は、ホールを平土間にして、ホワイエと併せて新宮市展を開催し、2日間で1,846名の方が来場されました。 11月7日は、熊野歴史文化シンポジウムがホールで開催され、およそ120名の方に御来場いただきました。 国民文化祭最終日となる11月21日は、新宮市伝統芸能大会がホールで開催され、およそ432名の方に御来場いただきました。 また、先週の土曜日、12月4日には、広瀬香美さんによるピアノ弾き語りコンサートが開催され、435席分が完売となってございます。 次に、図書館の来場者数ですが、10月3日の開館から11月末日までの入館者数は2万4,109人が来館され、1日当たりの平均入館者数は507人、平日395人、土曜日691人、日曜・祝日は677人となっております。旧図書館の1日当たりの平均入館者数は約200人でしたので、平日は約2倍、土日、祝日は3.5倍弱となっております。 ◆6番(三栗章史君)  すごいたくさん来ていただけているというふうに私も認識しております。特に図書館なんかはすごい人がたくさん来ておられて、これ市内、市外とか、そんなのは分かる、何人とかいうのは分けていないんですよね。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  ちょっとそちらまでは把握できておりません。 ◆6番(三栗章史君)  こうやって、人が集まることによって、人が動くことによって経済も動くと僕は思っております。そういう大きな役割を今文化ホールはされているというふうに思っております。 既に貸館として利用されている方の中には、その中でも施設の使用料が高いという御意見も伺います。丹鶴ホールの使用料はどのようになっているのか御説明をお願いします。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  丹鶴ホールの使用料ですが、まず、いわゆる小屋貸しとしての施設使用料は条例で定められております。1日を午前、9時から12時、午後、13時から17時、夜間、18時から21時の3区分に分けており、また平日と土日、祝日でも料金が分かれております。 具体的に申しますと、平日は午前1万9,000円、午後2万7,000円、夜間2万5,000円、休日は午前2万3,000円、午後3万3,000円、夜間3万円となります。この料金は、本番使用の場合ですので、練習や準備、片づけの場合は、この料金の5割減額となりますが、入場料を徴収したり、営利商業目的の場合は加算料金が必要となります。 なお、この料金は、音響や照明の技術スタッフ2名分の料金も含まれております。 次に、ピアノやマイク、音響反射盤等を使用する場合も、本市規則に基づき、附帯設備、備品の使用料金をいただきます。 なお、こちらは練習、本番使用時のみ請求となり、準備、片づけ時には請求いたしません。ただし、この料金は、あくまで物の貸出し料金であるため、設営、操作等に係る人件費は含まれておりません。 なお、規則に定める附帯設備、備品以外の備品などを使用する場合は、主催者側で御準備いただくか、本市の舞台技術業務の委託業者と御相談いただくなど、別途料金が発生することとなります。 ◆6番(三栗章史君)  ということは、大まかで結構なんですけれども、旧市民会館のときと現在とで違って支払いせなあかんものって何かあるんでしょうか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  市民会館の施設使用料につきましては、暖房、冷房費が別となっておりましたので、秋口とか春口だったら今の料金、新ホールのほうの料金よりは安くなると思われます。ただ、暖房とか冷房を使われた場合は、あまり変わらないか、少しアップするぐらいに感じております。ただ、備品料金のほうなんですが、旧市民会館に比べて数多くの備品を供えておりますので、その備品を多く使用された場合は料金が高くなるということになると思います。 ◆6番(三栗章史君)  ということは、備品を自分たちで持ってきた場合は、それはもう一切オーケーということでよろしいんですね。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  はい、持ち込みいただいた場合は料金を徴収いたしません。 ◆6番(三栗章史君)  それと、音響や照明の技術スタッフが2名というふうになっております。この料金とかいうのは分かるんでしょうか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  先ほど申し上げたように、施設の使用料には、技術の方、音響照明等2名分は含まれております。ただ、複雑な動きが必要となるイベントにつきましては、技術のスタッフの方を追加で料金発生するということになります。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。勘違いしていました。含まれているんですね、普通に使う場合は。分かりました。 貸館料金が高くなるということで、市民の方はやっぱりどうしても旧市民会館のイメージを持たれる方が多いと思うんで、その辺でそういうギャップが出ているのかなと思いますけれども、今後、持続的に運営していくには、やっぱりランニングコストも注意してくださいということはこれ議会のほうからもかなり注文が出ていたことだと思います。そのランニングコストについての試算はどんなものでしょうか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  開館から2か月しかたっておらず、現時点では正確な数字が見通せないというのが実情です。ただし、これまでの特別委員会や財政シミュレーションでは、支出が約1億3,000万円、収入が2,200万円、収支差額1億800万円で試算いたしておりました。稼働状況により変動することにはなりますが、担当課としては、この金額以内に収まるように努めてまいります。 ◆6番(三栗章史君)  分かりました。この大きな金額になってくるんですけれども、今まで、紀の国わかやま文化祭でしたか、そんなのもありましたし、できて新しいからみんな使ってみたいなんていうので借りる方も結構おられたとは思うんですけれども、今後、そういうのが一段落してから、使用する方がまた減ってくるというようなことがないように、いろんなイベント等も打たれるというふうなお話も聞いております。そういうものをいろいろ駆使していただいて、大変難しいですけれども、ランニングコストをカバーしながら、市民の方の満足度も上げていただけるような、各課でやっていただく、言うのは簡単ですけれども、これ大変なことだと思いますけれども、やっていただきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。 ホールの稼働率が高いと聞いておるんですけれども、稼働率をちょっと教えていただけますでしょうか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  丹鶴ホールのホール施設使用率についてですが、10月のホール使用実績は66.7%、土日、祝日の使用率は70%でした。11月の使用実績は81.8%、土日、祝日は100%、12月の見込みは87%、土日、祝日は100%となっております。 ◆6番(三栗章史君)  これすごいですね、本当に。ありがとうございます。頑張っていただいたおかげやと思います。この勢いがなくならないように本当に頑張っていただきたいと思います。そういったすごい稼働率を今聞いてとってもよかったなと思うんですけれども、そんな中で、職員の方がこれ夜間もとかいうような話もありましたが、遅くまで仕事をされているというようなお話も聞いておりますけれども、人員体制については足りておるんでしょうか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  丹鶴ホールの開館時間は、午前9時から午後9時までとなっております。また、休館日が月曜日のみとなっており、純粋に開館時間が長くなっているため、勤務時間が長くなっています。 次に、文化ホールの売りの一つでもありますが、可動席となっているため、通常席から平土間等への転換には5人体制で行う必要があります。シフト勤務体制を作成しておりますが、予約状況によって、どの時間帯でも客席転換を行う必要がある点、また既存のイベントや業務に加え、開館以降、施設の管理運営、貸館業務、多くのオープニングイベントを行っているため、業務量が非常に多くなっているのが現状です。御利用いただく方々によりよいサービスを提供できるよう、人員体制がどうあるべきかは検討課題であります。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。 これだけの稼働率があって、それで午前9時から午後9時までと、長い時間帯ということですね。うまいことシフトしていければいいんですけれども、そういった中で、座席を動かすのには、職員がちゃんと見てやらんと、ぶつけたりとかなるんでということで、どうしても5人体制でと、かなり人が要るというふうなお話ですけれども、現在の文化振興課の人員体制について、教育長、この辺はどのように思われておりますでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  ようやく文化複合施設、皆さんの御支援のおかげで10月にオープンすることができました。本当にうれしくて、その喜びを味わうのもつかの間という感じで、職員、毎日、この館の運営をどういうふうにしてしっかりやっていくかというところで試行錯誤をしているところであります。本当に大変だと思っております。前へ進めば進むほど新しいことも出てきますし、また同時に、いろんな方々の御意見もいただくことも日に日に増えてきております。そんな中で、初めての直営での自主事業と、初めての館の運営を職員がやっているということもございまして、当然、業務量については増えております。しかし、市民サービスをするところでありますので、その業務量に合わせた運営ということではなくて、やはり御利用いただく皆さんに応えていくために、どういうふうにして今後この運営をしていくか、そのためには、どのような人員体制を今後検討していく必要があるのかというところを私も痛切に感じているところでございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。 本当にいろいろと、始まったばかりで未知のところが多いので、今すぐどうのこうの言うのは大変かと思いますけれども、市長はいかがでしょうか、この人員体制について。 ◎市長(田岡実千年君)  開館前から、担当職員の皆さん本当に頑張っていただいて、開館後も、利用してくださる方々に少しでも気持ちよく、しっかりとトラブルなく使っていただけるように、もう本当に一生懸命頑張っていただいております。土日も仕事でありますので、いろんなシフトを組むのも初めてのことで、結構夜も遅く、休みが少なくなっているということ、ちょっと体調面も気になっているところであります。ただ、正職員の人数というのは限られておりますので、しかしほっとけませんので、いろんな形で人員増強すべきかなと思いますし、将来的には指定管理で外部に運営をお任せするということも考えていかなくてはならないかなというふうにも思ってございます。 ◆6番(三栗章史君)  いろんな方法があると思いますので、いろいろその都度、合ったすばらしい案を出していただけたらなと。 やはり大変すばらしいものを建てていただいたおかげで、ちょっと専門的な人も要ってくるというその反動もあって、誰でもバイトの人を入れたらええというわけでもいかないみたいな難しいところもあると思いますけれども、疲れてしまって、もうサービスのことまで考えられんわというようにならんようにひとつお願いしたいと思います。 それでは最後に、観光バスの駐車場についてお聞きします。 駐車場がございましたけれども、これは何台置くことができるんでしょうか。また、この使用についてですけれども、PRとかはされているのでしょうか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  丹鶴ホールの観光バス駐車場ですが、大型バスが5台置くことができまして、臨時的にさらに2台、計7台置くことができます。 観光バス駐車場につきましては、まちなか観光の促進を図るため、ホール開館に先駆けまして、9月18日から供用開始してございます。また、その際には、商工観光課と新宮市観光協会にも資料提供を行いまして、旅行会社等への周知をお願いしております。今後も、商工観光課とも協議しながら進めてまいりたいと思います。 ◆6番(三栗章史君)  今日は、ここまでで結構ですけれども、やはりこの観光バスの駐車場があるということで、これ、まちなか観光の丹鶴ホールが拠点になると、拠点にして、ここを大いに活用せなあかんと僕は思っております。ですから、そのために今後どうするか。ここへバス止めてもらって、歩いてもらうためにはどうするか、どうやって観光客の方に喜んでもらえるのかというのを、これから急いで、今たまたまコロナで観光バスは減っていますけれども、それがまたクリアされるようになってくると増えてきます。あそこの遠いところまで止めて、速玉まで遠いの歩かされたのに、しんどいだけやったということにならないように、やはりそれだけ人が動くんですから、地元のお店にも売上げが上がるような方法とか、これからしっかり官民協働で考えていっていかなければならないのかなと思いますし、これから、地場産業とも言えるのではないかなと思いますけれども、観光をやっていく上では、ここはかなり重要な拠点と思っておりますので、特に市長はじめ、当局の皆様には、その辺を重点に考えていただきたいこともお願いして、私の一般質問を終わらせてもらいます。ありがとうございました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  お諮りいたします。 本日は、この程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後3時56分...